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株式投資家の暮らしと夢

「9684   (株)スクウェア・エニックス・ホールディングス」

2016.10.30 15:00

前回は6/11に見送りの投資判断をして、翌営業日が3,385円の終値でしたから、ほぼ変わらずといったところでしょうかね。

http://ameblo.jp/kurasitoyume/entry-12169540735.html 


スクウェア・エニックスは、日本のゲームソフト販売・開発会社、出版社です。

2003年(平成15年)4月1日に、株式会社エニックスと株式会社スクウェアの合併により誕生しました。


合併については様々な理由が挙げられているが、主には次の通りです。

・「エニックスお家騒動」に絡む出版事業の衰退

・エニックスは『ドラゴンクエストシリーズ』以外のタイトルの知名度が低いが、スクウェアは『ファイナルファンタジーシリーズ』以外のタイトルも期待度が高いといった補完関係

・エニックスの強いアジア、スクウェアの強い北米、欧州という海外事業における補完関係

・発売スケジュールの調整で『ドラゴンクエストシリーズ』と『ファイナルファンタジーシリーズ』を衝突させない事で収益機会を拡大する確保

・オンラインゲーム、モバイルゲームの時代に備え、両社のコンテンツ資産の有効活用による相乗効果を図った

和田社長曰く「将来を見越しての勝ち残りのための攻めの合併」とのことです。

エニックスがパブリッシャー(発売元)に、スクウェアがデベロッパー(開発元)に特化した制作体制であったため、これを相互補完する効果があり、多角的メディア・プラットフォーム戦略への体制作りが出来るようになりました。


その後のタイトーの買収については、スクウェア・エニックスに欠けているアーケードゲーム事業への進出を見越したものです。

タイトーを買収したことによってアーケードゲームも幾つか製作しています。


ちなみに合併後の名称が「エニックス・スクウェア」で無く「スクウェア・エニックス」となったのは、「SQUARE ENIXだとEが重なり、社がひとつにまとまった感じがある」「株式交換比率(1:0.85)により、エニックスがスクウェアを吸収合併したという印象を薄らげるためにスクウェアを前に持ってくるという配慮」「エニックス・スクウェアだと、スが連続し発音しづらい」があると思われています。

「エニックス・スクウェア」だと略称がエニウェア("anywhere"(どこか)と同じになる)となる点も挙げられています。

2016年6月24日 金曜日 14:15 新宿7丁目交差点

私の投資判断ですけれども、まずチャートを見ますと、上昇トレンドの継続が確認されています。

時価総額は売上高の2倍と高いですが、第一四半期は好調です。

ただゲームの発売時期によってこの業績は大きく変動するので、注意は必要ですね。

私は注目するのは、周辺の事業環境です。

この数か月で、ゲーム界は大きく変わりましたよね。

ポケモンGOの大ヒットによる位置情報を利用したゲーム展開の成功と、プレステVRの発売です。

どちらもドラクエやFFに当てはめてほしい内容ですよね。

ドラクエで位置情報のモンスターをゲットして、家に帰ればリアルドラゴンとVRで戦うのを、我々はやりたいのです。

その両方を組み合わせたゲームが出来たら、私は感動しますよ。

というわけで、そういうゲームの誕生を応援する意味を込めて、今回の投資判断は買いにしたいと思います。

前回は安値で見送り、今回は高値で買いとなりましたが、それだけの変化はあったと、私は考えます。