命の尊さと儚さ

今日　誰かが産まれて

今日　誰かが亡くなり

古いものは無くなり

無かったものが生まれ

毎日が新しくなっていく

自分もそのサイクルの中にいて

いつかはなくなってしまう

思い出も　知識も　身体も

今あるものが全て消えてしまう

なら　なにもいらない

なら　なにもしたくない

なら　なにも知りたくない

なんて少し思ったけど

みんなは

同じ運命を背負いながら

どんな気持ちで生きているんだろう

自分自身の身体さえ

いつか触れられなくなってしまい

大切な人の身体さえも

いつか触れられなくなってしまう

この毛も　このシワも　この爪も

あの髪も　あの瞳も　あの唇も

そう思うと　“今”の大切さや

人の儚さ　人の尊さ　を感じ

だからこそ

このサイクルの中で

もがき続けながらも

強く生きていこうと

タバコを吸いながら

思ったのでした