模試を最後の最後まで見せなかった受験生のお話
2021.03.16 15:05
その子は大家族の末っ子。
そのせいもあってか、少し甘えん坊で、勉強もあんまり好きではありませんでした。
当塾は勉強をしない子には案外厳しいので、その子も続くかどうか不安でしたが、なんだかんだ受験終わりまで頑張ってくれました。無事に志望校に合格し、今も高校予習で来てくれています。
先日の保護者の方との面談でも、「生活リズムが変わって、自分から勉強するようになった」と嬉しい報告をいただきました。
実は、今年一年間、その子一人だけには模試の結果を渡していませんでした。
その理由は「判定的に余裕だったから」。性格的に、受験を舐めてしまうことが怖かったんですよね。そういった精神面ももちろん結果を左右します。あ、もちろん出題された問題の直しなどはこちらで把握して別で実施していました。
受験が近づくと、その子はその子なりに少し不安を感じてきたようだったので、そこで今までの模試を一気に見せました。「まぁ、普通にやってくれば大丈夫だよ」。
頭痛持ちだったから、当日が雨予報で心配したのですが、割とスムーズに乗り切ってくれたようです。終わってみれば、やっぱり余裕の合格でした。
以前『人間が動く5つの要素』を説明しましたが、危機感って苦手なものをやる時には重要な「人を動かす要素」だったりするんですよね。これからは「自分が動く要素」を自分自身で見つけられるようになって、今後の人生も大いに楽しんでいってくれればと思います。
おめでとう。本当よく頑張りました。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
コツコツ夢に近づいていけますように。