確定拠出年金(8)ドルコスト平均法⑥
2016.10.26 12:51
前回は、まさかの「ドルコスト平均法敗北ケース」となってしまいました(笑)。これを見た方は、「ほらみたことか」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
がしかし!!
それでも私はこの手法を続けようと思っております。
その理由は、ドルコスト平均法のもう一つのメリットにつながるのです。それは、
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投資判断が不要
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というものです。
前回は、「毎月1万ずつを36ヶ月」よりも、「まとめて36万円」投資した方が利益が出ていましたね。ただ、それって結果論ですよね。
誰だって、36ヶ月に数%値上がりすることが分かっていれば一括で買うでしょう。しかし、当然ですがそんなことは誰にも分りません。
そこで、「毎月○日に、1万円買うのである」という宣言(設定)をしてしまうわけです。
そうすれば、今が上昇トレンドだろうが、下降トレンドだろうが、リーマンショック級の不況だろうがバブルだろうが、一切気にならずに買い付けが続けられるのです。
これって、もし自動でこれを行わないのであれば、口で言うのは簡単ですが、そうそうできることではないですよ?みなさん。
誰だって下がっているときに買いを入れるのはなかなか難しいものです。逆に上がっているところに、まだ買いを入れるのも同様かもしれません。
それを自動で続けてくれる、いや、続けさせられるのです。
これは、(嫌な言い方ですみません)投資の素人には是非お勧めの仕組みなのです!
思い出してください。前回の例でも、一括買い付けには負けましたが、それでもドルコスト平均法でも少しの利益は出ましたよね。
そうなんです、「利益が出やすい」のであれば、投資判断が不要な方が楽ですよね。