CHANGE
スウェーデンの自動車メーカー VOLVO が2025年までに全体の35%を、そして2040年には全てのモデルで電気自動車化を目標に掲げた。
今となっては当たり前になった3点式のシートベルトを開発した VOLVO が特許を外し、全ての国民に安全を無償で提供するというフィロソフィーに共感した者も当時は多かった。
時代を切り開くための先行者は常に膨大な開発コストとリスクをTakeしながら、その先にある先行者利益をGetするモチベーションを糧に突き進んでいる。
TOYOTA も早期に電気化に移行する技術は十分にあったのだが、今までの成功を作り出してくれた町工場の雇用を守るべく、末端部を気にしているという豊田章男氏の温かさにも多くの共感が集まっている。
電気自動車となれば部品点数は30%ほどで作れてしまい、町工場の仕事はなくなってしまう。
(ようやくレクサスUXを電気化した)
現時点ではインフラが整っていないため電気自動車はイニシャルコストが高すぎてユーザーにとって、さほどメリットが作り出せずにいる。
この右手に持った飛車を、今か今かとタイミング合わせをしているところがゲームの大局観を知り尽くした社長の懐の深さといったところだろう。
彼が「まだ」と言っているのだから「まだ」ハイブリットカーの時代なのだろう。
何れにせよ近い未来、テスラを筆頭にポルシェやアウディなども挙って電気化を加速させて行くことは言うまでもない。
地球環境を真剣に考え「エンタメ×サスティナビリティ」を追求すべき時期が来ているのかもしれない。
この手の進化や変化は私たちが経済活動を営む上では避けられない常となっていて、新しい技術が生まれ それを世の中が追い求め 買い求め、また政府の打ち出す指針と照らし合わせたときに企業にとって有益な方向へ舵切をするという右往左往が地球という存在である。
既に2025・2030・2040の予測は成されており、それに向けて企業は動き出している。
私たちがマクロ経済を熟知したところで、皆さんの生活が1ミリも豊かにならないかもしれないが、大人になってからの勉強量が圧倒的に少ない日本の成人は、学業に対して「6歳から21歳が行う物」という誤解が甚だしいレベルで起きている。
義務教育を高得点で通過した後、良い高校、良い大学、良い企業へ。
しかし、私たちはこの世の中で大切な
①「お金のルール」
②「税の仕組み」
③「幸福論」
④「未来予測」
を教えてもらうことは無い。
すなわち家庭教育によって人生が大きく左右されると言っても過言ではない。
では、家庭でどんな会話が繰り広げられているだろうか?
古い話か、新しい話か。
ネガかポジが。
肯定か否定か。
前向きな会話が繰り広げられている場合、テストの点数など中の下で十分なのかもしれない。
国民が何かに侵されている この病気の正体は何なのだろう。
幸福度が上がらない国を作り出してしまったことを国家や誰かのせいにしてはならない。
与えられなかったのなら、知らなかったのなら、知って、与えて、与える喜びで回収すれば良い。