旬の野菜について
スーパーに行くと1年を通して野菜や果物が山のように並び、季節感に関係なくいつでも食べられるようになりました。いつでも手に入るようになったことは便利ですが、本来の旬の時期が分からない消費者が増えているようです。旬の食材の素晴らしさを知ることにより、毎日の食事作りにお役立てください。
旬の野菜のメリットは
(1)最も栄養価が高い時に収穫するので体に良いということ
(2)味が濃くて美味しいことです。 旬の野菜にはビタミン、ミネラル、フィトケミカルなどの栄養素、食物酵素が豊富ですし、 食べてみてわかりますが驚くほど美味しいです。
ある生産者の話では、最適の時期に栽培する旬野菜は、生命力が強いので栄養が高く、化学肥料・農薬も少なくて済む。一方、旬でない野菜は、病気・虫にも弱いため、化学肥料・農薬を多めに与える必要がある、とのことです。
旬の野菜の栄養価は
(1)旬の野菜の栄養価は旬でない野菜と比べて2倍以上である
(2)この20年間旬の野菜の栄養価は今も変わらない ことが認められています。
旬の野菜が美味しいと感じるのは「その時期に体が欲しているから」です。旬の野菜には栄養がたっぷり含まれているので健康と美容に効果抜群です。
春にはフキノトウやウドが旬ですが美味しく感じるのは冬の間に落ち着いていた胃腸の働きをゆっくり目覚めさせ活発にしてくれる役割があるからです。
夏にキュウリやトマト、スイカ、メロン、ウリが美味しいと感じるのは体を冷やしたり 食欲を増進させる働きがあるからです。
秋の野菜やサツマイモ、ゴボウ、きのこ類には夏に消耗した体力を回復したり、冬に風を引かないようにエネルギーを体内に蓄える働きがあります。
冬野菜の白菜、ニンジン、ダイコン、ほうれん草にはビタミンE,Cが多く含まれており体の冷えを防ぎ体温を上げる効果があります。
有機野菜は自然の生態系を大切にして育てられますので旬の時期に収穫されます。 栄養価は最も高く、食べてみるとその美味しさは感動的です。なによりも、農薬や化学肥料を使用しないので安全です。