掛軸を作ってもらう相場って?
たとえば、自分の作品を掛け軸にしたいな~と思った時に、どうするか?
本来は、近くの表具屋さんに頼みに行って、あれやこれやと決めていくもです。
しかし、書道展などの場合は、出品料と一緒に表装代も含まれて、作品を送って
あとはまとめて、表装してもらうという形式が多いのではないでしょうか
そうすると、書道展とか別で、純粋に自分の作品をオリジナルで掛け軸にして欲しい場合は
先述のように、どこかの表具屋さんに、もっていかなくはなりません・・・
でもでも、知識がないし、なんとなく敷居が高そうなので、近くの画材屋さんや書道展に
持ち込むということになると思います。
価格も表記されて安心ですからね。
ではなぜ?表具屋のイメージは敷居が高そうに見えるのか?それは、簡単です。
作業金額の相場がみなさんわからないからです。
価格のないレストラン
もし、メニューはあるけど、価格が書いてないレストランがあったら、入りますでしょうか??
それぐらい、価格表記がないというのは、そのお店を知らない人に取っては、入りずらい、問い合わせてしづらいということです。
表具屋で、この価格が明確化されているというお店は、あまりありません、当然、作業の特性上そうなってしまうのは致し方ないのですが、頼むほうとしては、とても不安になること間違いなしです。
※価格が明確化できない理由として、修復の記事に通じるところがありますので、お時間ある時ご確認ください
ということで、掛軸の街では、掛軸仕立ての参考価格相場を、作りました、ぜひ参考にしてみてください。※当然のことながら、この金額から大きく離れる仕様もございますので、あくまでも参考程度にしてください。この表をもって表具屋へ行って、「この金額にしろ!!」と言わないでくださいね。
掛軸仕立て参考価格相場
作業工法の違いは、また別の記事で案内いたしますが、だいたいこのような相場価格になるのではないでしょうか、当然使用する生地や材料によって、金額は当然前後いたします。(表では100000円が最大になってますが、その倍や3倍になることもございます。)
また、近代表装を取っても、5000円~30000円という近代表装の相場価格には、差はありますが、表具屋さんの考え方によっても変わりますので、このような金額になります。
とりあえず、表具屋さんに行くときは、この金額を頭に入れて、注文しにいけば、大丈夫だと思います・・・・
仕立て工法を聞くべし
表具屋さんに怒られそうですが・・・というか、間違いなく怒られます・・・
私がですが・・・
表具屋さんに、頼むときはどのような工法で制作しているのか聞いてみてください
よくあるのは、「うちは手表装だよ」っと言っているけど、化学糊を使用していた、なんてこともあります。
あ!誤解しないでくださいね
化学糊は悪くはないですよ、お見積りの際に、正麩糊を使うか、化学糊を使うかを言わないのが問題だと思うということです・・・
これも、また、今後の記事で、しょうふ糊で仕立てる掛け軸と化学糊で仕立てる掛軸の違いなんてものをあげてみたいと思いますが、本日は疲れたのでこの辺で・・