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まだ見ぬ森の中へ

2021.03.07 07:04

坂口孝則さんの、調達・購買の教科書2 インフラ系企業編を読んだ。教科書と言いながらも、中身はとても熱かった。


社会人4年目が終わろうとしているが、毎日の仕事をしながら学ぶことは多くて、毎日新しいことが起こって新しい壁に当たって、新しいことを知って、慣れるなんてことは全くない。そんな中、その元、ベースとなる知識や考え方を身につけたくて読んだ。この本はノウハウ本ではなく(筆者の意図的な)感情的な文章が多かったが、仕事に向き合う上でとても大切なことだと思った。


心に残ったことと感じたことを残しておきたいと思う。完全なる私の備忘録だが、調達に限らず人と関わる仕事をしている人(ほとんどだと思うが)はみんな仕事をする上でのマインドについて学べると思う。


・調達・購買はABC、当たり前のことを、バカになって、ちゃんとやる。このABC。地に足のつい着いた調達・購買部門を作るのはABC。ただ実直に、自分たちに必要な施策をやり続ける。


→確かに調達がやっていることって何も特別なことではないなと思う。言い方を悪く言えば誰でもできて、だからこそ自分なりの付加価値を出すことに意味があるなと思う。


・最後に人間を動かすのは、半分の理論と、半分の感情ではないかと確信している。


→本書で一番好きな言葉。理論だけで通す人は理論武装だと言われ、感情だけで通す人は根拠がないと言われる。両方を兼ね備えることが大切なんだなと思う。


・ある人から、ふいに言われた一言が仕事にあたる原動力になり、活力になる。


→これはとても分かる。相手が特に何も思わずに言ったことでも思って言ったことでも、頼りにされること、認めてもらえることは誰にとっても喜びであり、やりがいではないだろうか。


・一期一会に全力を尽くし、相手のために何ができるかを考える。調達品を通じて、どんな社会貢献ができるかを考える。最終製品を通じて、社会により良い影響をもたらすために全身全霊で働く。

いつもありがとう。感謝しています。と伝える。


→一期一会の出会い、相手への感謝は常に伝えたいと思う。


・調達・購買担当者の価値は、他者の心を震わせた回数で決まる。


→本書で2番目に好きな言葉。対人関係が顕著に現れる仕事だからこそ、他者の心に訴えかける仕事をしたいなと思う。


・こうしたいんだという熱狂が物事を動かしたり他者を動かす。


・現状を変えなければならないという強い意志を持つこと。何をすべきか考え、考え抜くこと。それを実行すること。


・調達・購買部門は考えるに面白い仕事。

単に伝票を右から左に流して加齢することもできるが、真剣にやろうと思ったらあまりに学習する範囲が広い。

企業、自社内を相手にするので、企業経営、製品役務の役割、取引、契約、法律、交渉、コミュニケーション等、多岐に渡る。


→慣れない、飽きないのはこれだからだと思う、学習する範囲が広すぎるからまだまだやることはある。


倫理観が低ければそのままやり過ごすこともできる。高い倫理観と使命感を持てば、終わりなき自己学習の機会に恵まれる。終わりなき森の中に入る。


→本書で3番目に好きな言葉。それなりにやり過ごすことも可能な仕事だけれど、深めようと思ったら際限なくいつまでも分からないことだらけ。毎日が新鮮。学びしかない。今月ブログを出す予定だが、来年度の目標の一つは森の中の世界をもっと知ること。



ここまでが後半の話で、ここから前半中盤の話に戻る。


・形だけの大量の見積書を集め、注文書を捌きながら、何かを変えていかなければならない。現場に寄り添いつつ、しかし寄り添いすぎないように変化をもたらさなければならない。たとえ当初は反感があったとしても説得とそして熱意によって少しずつでも前進していかねばならない。


→変化には反感が伴う。それを乗り越えてこそやりがいにる。変化することすら協力してもらえる、受け入れてもらえる日頃の人間関係構築が必要なんだと思う。


・できないことではなくできることを探せば良い。


・私は、他人の責任にせず、自分の責任として仕事をとらえる人と添い遂げたい

権利を叫ぶことが常態化し、ほとんどなんら給料に見合う成果を上げられないのに、多くの人たちは、自らが悲劇のヒロインかのように思い込んでいる

己ができないことをさしおいて、組織ばかりを批判する無能は弊害だ

調達・購買業務とは高貴なものだと信じている


→批判するだけでなく、組織へ物申す、提案するのも大事なこと。そして自分の責任を持って仕事をし、高めることももっと大切なこと。


・苦労に苦労を重ねた人と、気楽に仕事を続ける人とでは、人間の質が異なってくる


→少し前の適当にやり過ごすことができるという話と繋がる。自分が潰れては意味がないが、私は苦労を重ね成長したいなと強く思う。


・最も重要なのは、見たくない現実を見ること。常識で考える。


・自分だけではなく誰かのための良い力になりたいと言う利他の心そのものが何か突破口を開くのではないか。


・違う結果を求めるのであれば違う行動するしかない。


・ぜひあなたたちには面倒な奴になってもらいたい。あの人に相談していなかったら後々面倒なことになるぞ、まずはあの人どうせあの人にちゃんと承認をもらったからと言う面倒さ

自分の存在意義の為にも面倒なやつを勧める。

せっかく働いているわけだから、社内に自分の存在感をアピールする


→面倒なやつになるって大事だなと思う。面倒なやつだがあいつに話を通しておけば大丈夫という存在になりたいなと思う。


・交渉で重要な2つ

1つ目は躊躇せずに要求すること

2つ目は相手の要求が難しければ明確に断ること


・調達担当者としての交渉に臨む際の心構え

1つ目ははっきりさせたくない内容ほどはっきりさせること

2つ目は自分の意見を取り消す勇気を持つこと


・逆境の状況に敢えて身を飛び込むことでそこから学びを享受できないか

誰もが飛び込もうとしない調達購買の深いところに入っていてそこでもがき苦しみながら何らかの学びを得たらきっとそれは変えがたい付加価値になるはずだ


→前に述べた森の話だ。


・社会と会社は人間が形作るものだから、人間同士の衝突はもちろんある。調達・購買部門は、その人間同士の接触の中に果敢に携わっていくコミュニケーション業務。面倒くさい行為の積み重ね。ストレスがたまるのは仕方のない側面。


・仕事にモチベーションは不要

モチベーションなど無くても淡々と仕事をこなすのがプロ


→やる気出ないなぁ、しんどいなぁと思うときにモチベーションが低くてダメだなぁと自分を責めることもあったが、それでも良くて、それでも淡々とこなすのが仕事なんだと思った。


・調達の評価はコスト削減。コスト削減の基準は最初の見積書からいくら下げたか。扱う品目、価格トレンドによって各担当者の評価が左右されてしまう。

評価されなくても、自分の経験は将来に活きると信じ込むこと。大人になるとは、物事をうまくやりこなすことではなく、評価されずに悔しい涙をこらえて眠れない夜を過ごすこと。不遇を将来への軌跡の起点にする。


→あるあるだなと思った。調達の仕事の方の本質をしっかり考えないといけないなと思った。


・調達・購買をやっていて向いていないと思うとは、どれだけ真剣な努力をしたあとに言っているのか。目の前の仕事に全力投球して、法則を見つけ、仮説の中から論理を創り上げ、本でも書いてみたらどうか。そこまでしたら天命が見つかる。


→どの仕事にも言えるが、向いていないと決めつけるほどの向き合い方をしてきたのかというのは自分に言い聞かせたいと思う。幸いに、私は調達に向いていると思う。それは、日本の街中の市場、マルシェでも急に値切るぐらいの性格だから(事実)でも、サロンとかの裏面約款をノールックでサインせず相手がしどろもどろになるぐらい問いただしてからサインする(事実)からでもなく、普段の生活で聞くのはタダなんだから不明点は確認しておこうよと適用条項を確認するクセがあるから(事実)でもなく、人間的性格?からか、よくわからないが何となく最近向いてるような気がするなと捉えている。前に書いたが、将来もしキャリアチェンジするにしても、今はもっと極めたいなと思う。


・各部門に相談して、自分の仮説と本気度をしっかりと伝え、全社の合意をとる。そんな苦労をするんだったら、もうこのままでいいよと語ってしまうレベルのものこそ、真の調達・購買業務だと確信している


→このままでも何とかなっていることを変えていくのが真の仕事。理想と現実の差を嘆いて諦めるのではなく、今をより良くしていきたいなと思う。


ブログを書きながら聞いていた曲

乃木坂46「僕は僕を好きになる」


友達なんかいらないって思ってたずっと

許せない嘘や誤解が招いた孤独

生きにくくしてる張本人は僕だ

居心地の悪い視線なんか気にしないで

今の場所 受け入れればいい そんなに嫌な人はいない

やっとわかったんだ 一番嫌いなのは自分ってこと


エリー