ライン河の文化史―ドイツの父なる河 (講談社学術文庫)本無料ダウンロードpdf
ライン河の文化史―ドイツの父なる河 (講談社学術文庫)
によって 小塩 節
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内容(「BOOK」データベースより) ローレライの歌で知られるライン河は、ロマンティックな川であるばかりでなく、ヨーロッパの政治・経済の中心として、またヨーロッパ文化の1つの軸として、そこに生きる人々の生活と精神構造にまで大きな影響を与えてきた。ドイツ人が「父なる河」と呼ぶライン河。その歴史は、流域の歴史であり、人間の営為の歴史である。ドイツ文学の第一人者が限りない情熱をこめて描く異色のライン河の文化史。 著者について 1931年長崎県生まれ。東京大学独文科卒業。現在、中央大学文学部教授。ドイツ古典主義文学専攻。1985〜88年西独日本国大使館公使、ケルン日本文化会館館長。著書『ファウスト』『ザルツブルクの小径』『トーマス・マンとドイツの時代』、訳書『ゲーテ詩集』、トーマス・マン『ヨセフとその兄弟』等。学術文庫に『ドイツ語とドイツ人気質』『ドイツの都市と生活文化』。
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カエサルの「ガリア戦記」を読んで以来ライン河は非常に気になる河になった。ローマ帝国の版図の国境である。2000年前にカエサルがゲルマン民族と河を挟んで対峙した。時には橋を掛けて闘う有様を小林秀雄も激賞する簡潔な文章でカエサルが語っている。2000年経ちライン河は本書を得た。著者はドイツ文学の第一人者とのことだがそれに留まらずドイツの日本大使館公使であったりケルンの日本文化会館(そんなものがしかしあるのか!)の館長であったりと融通無碍の方のようだ。そんな自由自在な精神が本書に溢れていて思わぬ脱線が豊かな内容となっている。まさしく大きな河のような一冊である。欧州の河というとラインとドナウということだろうと思う。ドナウはブダペストに行った際に眼前にして度肝を抜かれた記憶があるがラインは実は未だ見たことがない。本書を読んで見た気になってはいけないとも自戒している次第である。