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アイダ・ターベル ロックフェラー帝国を倒した女性ジャーナリストダウンロード

2021.01.11 07:45

アイダ・ターベル ロックフェラー帝国を倒した女性ジャーナリスト

strong>本, 古賀 純一郎


アイダ・ターベル ロックフェラー帝国を倒した女性ジャーナリストダウンロード

によって 古賀 純一郎

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ファイル名 : アイダ-ターベル-ロックフェラー帝国を倒した女性ジャーナリスト.pdf

ファイルサイズ : 21.35 MB

内容紹介 ペンの力が、金権腐敗、不正にまみれていた米最大のトラスト・ロックフェラー石油帝国をズタズタに解体する原動力となったばかりか、自由放任という名の企業の横暴に揺さぶられていた“金ぴか時代"の米国の民主主義を立て直す役割を果たした時代があった。調査報道のパイオニア、ターベルの生涯を描くノンフィクション。おもな目次第1章アイダ・ターベルとは第2章フランス留学時代-ジャーナリストの素養を涵養第3章ニューヨーク修業時代第4章ロックフェラー帝国と激突第5章地獄の番犬との邂逅第6章米革新主義時代とターベル第7章『スタンダード石油の歴史』の解剖第8章ロックフェラー帝国の解体 内容(「BOOK」データベースより) 独占企業・スタンダード石油の悪辣な実態と手法を暴き、巨大企業を解体に追い込んだ、闘うジャーナリストの物語。 商品の説明をすべて表示する

以下は、アイダ・ターベル ロックフェラー帝国を倒した女性ジャーナリストに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

アメリカにおける調査報道のパイオニアの一人、アイダ・ターベルの生涯を描く。また、彼女の調査報道における主著である『スタンダード石油の歴史』(1904年刊。邦訳はない)について、かなりのページを割いて解説している。同書は刊行から一世紀を越えているがジャーナリズムの作品としては今なお高い評価を受けているとのこと。その誕生、父の仕事(石油を入れる木製の樽を作っていた)もあって石油事業に知識があったこと、大学への進学(当時は女性を受け入れる大学は極めて少なかった)、文芸部や大学の新聞に関わり、卒業後、一度は教師となるものの、ジャーナリストに転身するとその才能を発揮し、ロラン夫人の伝記を書くためにフランスに留学し、留学先から記事を送っていたマクルアーズ誌に請われ帰国したことなどが辿られている。そして、スタンダード石油に対して批判的に記事を書いていく。なかでもマーク・トウェインの紹介でスタンダード石油の取締役の一人ヘンリー・H・ロジャーズと知り合い、臆することなく詳しい話を聞くとともに、裁判所などに残された記録を掘り起こしながら、スタンダード石油の事業展開のどこに違法性があり問題があったのかを明らかにしていく姿は素晴らしい。これが最終的にはスタンダード石油が反トラスト法によって解体されることを後押ししたとされている。その文章をまとめた『スタンダード石油』については、本書の3割が充てられているので、同社がどのような形で法をかいくぐり、富を集中させていったのかが理解できる。著者はアイダ・ターベルの生涯や主著を紹介するなかで、ジャーナリズムの役割を浮き彫りにしている。また、そのことを「おわりに」の中で述べながら、現在の日本のジャーナリズムに警鐘を鳴らしている。