Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Fractal Audio Systems FX8

2017.02.03 09:11

豊富な機材リストから構築した独自の『サウンドシステム』から無限のサウンドバリエーションを作り出せる『Axe-Fx 』

そのFractal Audio Systems社から、Axe-Fxのエフェクトアルゴリズムを受け継いだ『FX8』が発表されたのは皆さんご存知でしょうか?

FractalやKemper等のマルチシミュレーターが登場してきていますが、果たして自分には必要な機材なのか?や、どのモデルが自分には良いのか?等、迷われている方も多いかと思います。

今回はその中から『Fractal Audio Systems FX8』について詳しくご説明させて頂きます!!

Fractal Audio Systemsは、80年代に流行した、プリアンプ+パワーアンプ、更に空間系ラックエフェクターやミキサーといった大型ラックシステムを一台のユニットに収めることが出来るのは皆さんご存知かとは思います。


冒頭で申し上げましたが、今回ご紹介する『FX8』はその中から空間系エフェクトに特化しているというのが大きな特徴です!!!

筆者は大型ラックシステムを所持、現在でもたまに??使用したりしますが、そういうユーザーにもFX8のクオリティーを思う存分体感して頂けると思います。


では、詳しく見ていきましょう!!

今回使用します機材はこのような感じです!!

アンプヘッドにはSuhr HEDGEHOG、キャビネットはCustom Audio Amplifiers 212-L です。


この設定だとアンプユーザーにしかFX8は使えない??と思うかもしれません。勿論、アンプユーザーには、このFX8をオススメ致しますが、普段、スタジオに出向く時はマルチエフェクターのみという方にもお使い頂けますし、ドライブブロック(エフェクト)も搭載されていますので、スタジオにあるアンプと組み合わせて使用して頂けます。


では、早速セッティング開始です。

今回の接続方法ですが写真の通りで、ギターからIN[PRE]に入力、OUT[PRE]はアンプのインプットに入力します。POST IN,OUTはそれぞれアンプのセンド/リターンに接続します。

この方法によりアンプのインプット前(PRE)にドライブ、フェイザー等を、ディレイ、リバーブ等の空間系は、アンプのセンド/リターン(POST)にレイアウトすることが可能です。


アンプ歪ませる時は空間系はセンドリターンへ接続ということは皆さんも経験されているとは思いますが、FX8の空間系処理能力は非常に素晴らしく、原音(DRY)と空間系(WET)を綺麗にミックスする事が可能、ホワイトノイズも少なくストレス無く接続可能です。

この点は是非店頭でご体感下さい!!

個人的な感想を申し上げると『空間系の分離感が良い!!』というのがありますね。


さて、FX8の設定の後はアンプの設定を行います。

Suhr HEDGEHOGは『MIDI』対応ですので、FX8のスイッチングでHEDGEHOGのチャンネル切り替えやBRIGHTやBOOST等のON/OFFも行うことが可能です。


ではギターを手にして早速サウンドを確認していきます。

おぉー(*´∀`*)

自分のでもそうですが、サウンドの内容に自然と笑みがこぼれます照(*´ω`*)


プリセットの内容はこんな感じです。

【MAS-T From Axe Fx】お!!??

プリセット名を見ていただくとお気づきの方もいらっしゃるかとは思います。

そうです!!

KEY心斎橋店のFX8にはあの増崎孝司さんが使用しておられるプリセット(パッチデータ)を特別に試奏環境限定でインストールしていただいております!


FX8に関してメーカーのホームページに増崎孝司さんのインタビューが掲載されていますね。

『WHY FX8』

http://www.okada-web.com/customsite/fractal/products/whyfx8.html


増崎さんは『SCENE』機能を使い、アンプチャンネル切り替え、エフェクトのON/OFFを同時に行っているようです。


では特別に幾つか増崎孝司さんのSCENE(シーン)をご紹介致します!!FX8は本邦初公開です!!

CPR(コンプレッサー)、DRV(オーバードライブ)はアンプの手前(PRE)セクションに、VOLペダルからはアンプの後段(POST)セクションにレイアウトされています。こちらのヴォリュームペダル(VOL)はエクスプレッションペダルでコントロールします。

アンプの後段にトレモロ(TRM)をレイアウトする事により、エフェクトの掛かり方が強く、まるでCAE Super Tremoloを彷彿とさせる激しいトレモロサウンドから空間を演出する柔らかなサウンドまで様々な音作りが可能です。まさにあの時期のLANDAUサウンドを感じさせますね。


続きまして、、、

コーラスは数ある中から[Analog Stereo]を選択、アンプの後段にレイアウトされています。

ディレイは[Dual delay]を使用しタイム数を2系統用意しており、更にマルチディレイ(MTD)ではエフェクトタイプに[Plex Detune]を選択、同時にディチューンを併用することが可能で、サウンドに奥行きを出す工夫をされています。
まさにLAスタイルで、きらびやかでゴージャスなサウンド!!まさに鳥肌モノです!!


更に続きます!!


各エフェクトブロックは、レイアウト内でシリーズ(直列)、パラレル(並列)が可能、こちらのプリセットでは、マルチディレイ[MTD]のみ並列接続(パラレル)されていますね。


これらのレイアウト等は、本体画面上での確認も出来ますし、パソコン経由『FX8-EDIT』での操作も可能で、Windows、Macのどちらも対応しています。


パソコンだとこんな感じです!!

エディターでは、エフェクトのON/OFFは勿論の事、フットスイッチ、MIDIの設定、シーンの設定等も簡単に行う事ができます。


さらに今回、追加情報と致しまして、オリジナルFX8から仕様変更が行われた『FX8 MARKII』が発売されました。こちらも併せてご検討頂ければと思います!!


~仕様変更点は下記となります~

●フロントパネルとサイドパネルがブラックに変更されました。

●フットスイッチのレイアウトが変更されました。(オリジナルは上段がSW1~SW4、下段がSW5~SW8となります)

●INPUTパッドに+18dBオプションを追加


詳しくは下記よりご確認ください。

FRACTAL AUDIO SYSTEMS FX8 MARKII

http://www.musicland.co.jp/shop/itemdetail/store/132578/141252/


皆さん楽しんで頂けたでしょうか?

当店では、FX8は勿論の事、AX8、さらにはAXE-FXⅡ XL+も店頭にてお試し頂けます!!


またAX8、Axe-FxⅡに関しましても同様にプリセットが公開されています。

●Takashi Masuzaki AX8 Preset

http://www.okada-web.com/customsite/fractal/products/preset_present.html


●Takashi Masuzaki Axe-Fx II Preset

http://www.okada-web.com/customsite/fractal/products/preset_present_axe.html


FX8詳しい詳細は下記よりご確認下さい!!

●Fractal Audio Systems FX8 MULTI-EFFECTS PEDALBOARD

http://www.musicland.co.jp/shop/itemdetail/store/124561/132617/