クロアカ・マキシマ ローマ帝国時代の下水道
2020.09.12 15:37
クロアカ・マキシマ 大下水道
クロアカ・マキシマ(Cloaca Maxima)は現在も使われている、世界一古い、紀元1世紀の下水道。テヴェレ川に流れ出ている。クロアカ・マッシマは現在の位置から12m地下で、約3mの直系である。
疫病対策のためにつくられたこの下水道がなければ、ローマは繁栄しなかった。
★ エトルリア人
オリジナルは地上に出ていたが、紀元前2~紀元前1世紀に埋められた。下水は紀元前6世紀に、エトルリア人王タルクィニウス・プリスクス(Tarquinio Prisco)とタルクィニウス・スペルブス(Tarquinio il Superbo)がフォロロマーノを改良するため、ネルヴァのフォロ、フォロ・ロマーノ、ヴェラブロを通り、ペペリーノと言われる火山砕屑岩のアーチの出口へ、テヴェレ川に流れ出る仕組みになっていた。現在テヴェレ川に見られる壊れた橋(エミリオ橋)がある高さに3カ所の下水の出口があった。
★ フォロ・ロマーノの下
ネルヴァのフォロ”Foro di Nerva”近くのコンティの塔”Torre dei Conti”周辺は現在も使われている。
★ フォロ・ボアリオの下
サン・ジョルジョ・アル・ヴェラブロ教会前にある建物の鉄の柵の中には中世のアーチがいくつかあり、そこの奥に、クロアカ・マッシマの入り口がある。
★ チェリオ地区の下
★ 『ローマの休日』の真実の口
現在、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会”Chiesa di Santa Maria in Cosmedin”教会の柱廊に見られる、真実の口”Bocca della Verità”は、ローマ時代のマンホールである。オードリーヘップバーンとグレゴリーペック主演の『ローマの休日』でアン王女が手を入れるシーンで有名である。
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