無料ダウンロードマッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキュー pdf
2021.01.10 03:26
マッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキュー
によって クルト・ラウバー
無料ダウンロードマッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキュー pdf - あなたが読むべきである著者によって書かれた素晴らしい本はタイトルです。 マッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキューのトピックはきっと気に入るはずです。 余暇にすべてのページページを読むのに十分な時間があります。 この美しい本をリリースしたメーカーは出版社です。 今すぐマッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキューを入手してください。コンテンツに失望することはありません。 適度な手順でマッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキューをコンピューターにダウンロードできます。
マッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキューの詳細
本のタイトル : マッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキュー
作者 : クルト・ラウバー
ISBN-10 : 480831004X
発売日 : 2015/7/17
カテゴリ : 本
ファイル名 : マッターホルン最前線-ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキュー.pdf
以下は、マッターホルン最前線ヘルンリ小屋の日々と山岳レスキューに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
マッターホルンのヘルンリ小屋の管理人が、登山、登山者、救助活動、小屋の管理などについて書いた本。山小屋をめぐる多くの事件、事故、エピソードが、物語風に書かれており、山小屋物語として楽しく読めるが、それだけではなく、登山のあり方にかかわる重要な逸話が多く含まれている。これに関して、印象に残った点として、・ヘルンリ小屋の宿泊は予約制。これが山小屋の快適さをもたらす。スイスでは山小屋のすし詰めはないのだろう。マッターホルン登頂をめざさない人もヘルンリ小屋に宿泊する。規制に基づく快適な登山。・迅速な救助体制の整備。費用は保険でまかなう。医師が事故現場にヘリで行き、完全な医療器具を備えたヘリもあり、ヘリの中で救命措置をとることが可能。スイスでは日本と違って、遭難者が世論から非難されることはないようだ。・どこの山でも無理をして登る初心者がいる。無謀な登山者はどこにでもいる。・ノーマルルートに固定ザイルは150メートルしかないため、初歩的なクライミングが要求される。固定ザイルは地元ガイドが毎年点検している。日本では、ヘルンリ稜のような岩稜のルートは、誰でも登れるように鎖と梯子で整備されるが、スイスではヘルンリ稜をそのようにしないのは、このルートが、ハイカーではなく、「登山者にだけ開かれており」、「階段を作るわけにはいかない」(216頁)からだろう。そこには、ハイキングと登山を区別し、「登山はいかにあるべきか」という理念がある。ハイキングと登山が区別されず、誰でも登りやすくするために整備する日本の山と、一定レベル以上の登山者を対象とするマッターホルンの違い。・山小屋の管理人の著者は民間人の山岳ガイドだが、山小屋の経営者は自治体である。おそらく、ヘルンリ稜ルート、マッターホルン全体を役所が責任もって管理している。これが、権限に基づく迅速な決定をもたらしている。・迅速な行動と決定過程。救助関係者の判断。ルート崩壊事故の後、2時間後には、自治体代表、研究者、救助隊長などが、現場を視察して、善後措置を検討しているのはほとんど驚異的(212頁)。この時の3日間のルート閉鎖の決定は、決定権者が明確だからできるのだろう。すぐに世界中にこの情報を発信する。迂回ルートの設置も、権限のある関係者が協議をして決定。迅速で合理的な決定手続。この本では実にあっさりと書いてあるが、これがスイスでは当たり前なのだろう(ものごとがすぐに決まらない日本から見れば、驚異的なことなのだが)。救助も迅速だが、議論も決断も早い。日本だと、どこがルートを管理し、決定するかがあいまいであり、責任を負うことを恐れて誰も決定をしない。日本では、ルートの整備はボランティアが中心だが、スイスでは、ルートの整備ではガイドに日当を払うのだろう。そして、整備内容に役所が責任を持つのだと思われる。・マッターホルンは、日本でいえば、富士山と槍ヶ岳を足したような人気のある山だが、山小屋の数を増やすとか、梯子や鎖を設置することはしない。ここには日本のような山の混雑はない。マッターホルは誰でも登れる山ではなく、それだけに登頂の感激も大きい。ガイドの仕事も保証される。・ヘルンリ小屋の定員が、登山者数を抑えている。日本であれば、ヘルンリ小屋からの山頂往復はきついので、途中にあるソルベイ避難小屋(宿泊禁止)を宿泊小屋か営業小屋にし、拡張につぐ拡張をして、山を可能な限り登りやすくするだろう。自由競争に委ねれば、人気のある山は、必ず、多くの登山者、ガイド、山小屋が集中する。富士山のように。もし、マッターホルンが日本にあれば、山小屋が濫設され、山小屋はすし詰め状態、ルートに梯子と鎖をはりめぐらし、長時間の順番待ちと鎖を数珠繋ぎになって登山者が登る光景が目に浮かぶ。スイスでこのようにならないのは、自由放任ではなく、きちんと山の管理をする賢明さがあるからだろう。マッターホルンでは、槍ヶ岳のように梯子登りに終始することはなく、固定ロープを張るか張らないかをガイドが大議論する。・民間人の救助隊員について、この本には書いてはないが、日当や事故時の補償も公務員並みになっているのだろう。ボランティアでは限界がある。マッターホルンの救助隊は、かつてはボランティアだったそうだが。・山岳ガイドが経済的に職業として成り立っている(日本との違い)。ガイドの公的な責務と権威。山岳ガイドが職業として成り立つのは、「賢明な資格の管理」があるからだろう。山を鎖と梯子で過剰に整備し、有資格者を濫造すれば、山岳ガイドは道案内人で足りる。・マッターホルンの管理に関して、可能な限り合理的なシステムを構築している。それだからこそ、市民と登山者の支持が得られ、規制を受け入れるのだろう。例えば、山小屋の予約制にしても、予約なしで夜中に強引に飛び込む登山者が多ければ、予約制は有名無実になる。予約しない登山者はヘルンリ小屋に来るようなことはしない(けっして緊急性を濫用しない)登山文化が前提である。また、予約なしに来た登山者は、帰ってもらうという厳格さも必要になるだろう(2時間程度で下山可能)。・この本に書かれているエピソードや物語の背後に、マッターホルン登山を支える合理的で賢明な社会的システムが垣間見える。賢明な山の管理が、快適で、充実した登山をもたらしている。日本の登山ルートと比較しながら読むのもこの本の読み方のひとつだろう。登山はいかにあるべきかを考えさせられる本である。