命綱・Wifi受け取り忘れ

免税店で買い物をし、搭乗口へ進んだ。

そこではじめてグローバルWifiを受け取らなかったことに気づいた。

すでに、優先搭乗が始まっている。このまま乗らなければ、私はLAに行けない。

公共のWifiを使ったら、なんとかなるだろう。そう思い、自席に着席した。

そういえば、次男がドコモの海外ローミング、一日980円を設定していた。それを使えば、大丈夫。安定飛行になったら、機内Wifiを使い、設定しよう。

機内Wi－Fiは、24時間で13ドル。1時間9ドル。設定が確実にできるよう、夫とやり取りするために、1時間では不安だったので、24時間使えるようにした。

夫に、受け取り忘れたことをLINEし、Wi－Fi会社にその旨を連絡してもらった。

今回の料金は、引き落としされるけれど、Wi－Fiを使う際に同額のクーポンが発行されると。

満額損するかとがっかりしていたけれど、次に使えるのはありがたい！　（成田空港発どこか、また行くところを探そう(笑)　）

先輩にも、この取り忘れの大失態を報告……。

Wi－Fiに接続し、いざ設定開始。ドコモのお客様サービスから、設定画面に進むと、暗証番号を問われる画面が。履歴をもとに進もうとしたが、進まない。記憶をたどり、入力しても進まない。いくつもの画面で違うケタすうで暗証番号をもとめられた。NGが続き、主契約の夫に、私の暗証番号を訪ね、4桁の数字を教えてもらい、入力。これもミス。ミス続きでロックされてしまった。銀行のキャッシュカードの暗証番号3回以上ミスったのと同じことをしたようだ。

海外ローミング利用はできない。Jesus……

そこからずっと、LAでWi－Fiを借りられないか、プリペイド携帯電話を借りられないかひたすら調べた。

そんな必死な私に、「What would you like to drink」と客室乗務員。私、日本人ですけど、と思いつつ、「ビール」と普通に言ったら「ashahi or ebisu」と。CAさんが他国のかたなのだと思ったら、となりの人には、「お飲み物は何になさいますか？」って……。

そんなことより、探さなくてはWi－Fi、もしくはプリペイド携帯。

先輩にも、この取り忘れの大失態を報告……。

日本語のサイトでは、なかなかヒットせず、英語で調べてみたが、イマイチ仕組みまで理解できなかった。最悪は、巨額の電話代請求か……

それ以上に不安だったのは、LAで移動するにあたり、何か困ったことがあっても、ホストファミリーと連絡取れない……。英語は出川哲郎なみの、体当たり英語。

不安、恐怖、後悔、様々な感情が入り乱れたところに

「Which one would you like」とまたCAさん。だから、私日本人ですけど。面倒だったので、無言で選んだものを指さした。やれやれ。

養鶏所の餌とも言われるエコノミーの食事をとって、深呼吸。

公共のWi－Fiを使って、緊急の時は、機内モードをオフにし、巨額の電話代請求を覚悟。

大丈夫、大丈夫。自分と話をして心を決めた。Trey Everything

LAで、こんな私を心配して同じように、Wi－Fiについてホストマザーが調べてくださっていたことを、知る由もなかった。