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ogawa fumio HP

ワーケーション体験

2021.03.10 21:56

十和田市の奥入瀬渓流で星野リゾートが運営している奥入瀬渓流ホテルで、冬のワーケーションを体験してみない?と誘われた。さきに触れたとおり、八甲田ホテルから向かった先がここ、なのだ。

WorkプラスVacation の造語で、観光の合間に仕事、いや、逆かな、とにかく、ホテルに滞在して仕事と観光の両方を、というプランなのだ。

GO TOキャンペーンで人気が出かかったものの、このとおりコロナ禍はまったく収束していないので、なかなか思うように楽しめない。

奥入瀬渓流ホテルに冬行ったのは初めての体験だった。八甲田からレンタカーで向かったら、途中、吹雪に遭遇したりして焦った。夏は30分でいけるルートが冬季は危険とのことで閉鎖になっていて2時間弱かかった。もっともその道も、私が使った次の日には吹雪で閉鎖になった。本当に雪深いのだ。

まあ、ルートが悪かったわけで、八戸からなら、雪は少なくて、まったく不安がない。八甲田の雪景色、美しいとはいえ、奥入瀬も素晴らしい。今年は寒くて、私が行ったときちょうど寒波の影響もあり、水が一部凍って美しい光景が楽しめた。

部屋は快適で、テラスには露天風呂つき。雪の降る夜中に入ったらなかなかの気分である。でも外が寒すぎてからだがぜんぜん温まらない。結局あわてて大浴場へと駆け込む始末だった。

このテラスの露天風呂、次の日の昼ごろ、フタのうえに大きなつららが落ちていた。見上げると、頭の上にあたるところに何本もつららが。当たったらどうしていたんだろう。でもそういう事故の話は聞かないからだいじょうぶなんだろう。なにはともあれ、こういうときはまずつららを取るところから始めよう。

ワーケーションのワークのほうは、冬だと夏では入れない場所でも、コケを傷める心配が少ないから、と入っていけることもあって、渓流沿いでコンピュータが広げられるようにルーターも貸し出してくれる。渓流沿いで仕事するにはデスクももチェアも必要であるものの、もし真っ白な雪の中でパチパチと仕事したら、どんな気分だろう。

こういう想像の楽しさも、一種の精神のための清涼剤である。