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動こうとしない

2021.03.08 22:05

昨日の動かなかった足首の続きです。

実は、この動こうとしていない状態がとても重要です。無理やり動かすのではありません。


動こうとしない動きを認識することこそ最大の筋力トレーニングになります。

筋トレのイメージは、筋肉を大きくすることだと思っている人が大半だと思います。しかし、筋肉を大きくするトレーニングではなく、動かないことを認識する意識が重要な筋トレになります。 筋肉を使う前に意識を使わなければなりません。


例えば、指の関節を軽く引っぱって指を曲げようとしてみてください。指を引っぱって関節に陰圧を与えることで関節の異常を作り出してから指を曲げる訳です。

関節技は、関節の位置を変えて相手の筋力を奪うことで成立します。 つまり、関節位置をワザと悪くさせて本来の筋力が出ないようにすることで成り立っているということです。それほど関節位置と筋力には大きな関係がる訳です。


昨日の方のように足首の関節位置が悪いと足首を曲げることすらできなくなってしまいます。正確には真っ直ぐ曲がらない足首になっているということです。

もし、この状態で筋トレをしたら怪我をするのは目に見えています。 逆に同じ筋力であったとしても関節位置が正しく機能していれば、当然ですが、その人の最大筋力に近づくことができます。 

もの凄く単純ですが、当たり前のことです。 片寄った状態で片寄った負荷がかかり続けるから痛みを発生しやすい動きになってしまいます。しかし、その原因は、関節だけにある訳ではありません。


最大の問題は、片寄っているということを知らないまま動かしているということです。 この方も、自分がこんなに足首を思い通りに曲げれないことを知りませんでした。知ってしまえば何とか修正しようと自然に働こうとします。細胞だけでなく、脳も機能的に自己再生できるはずです。 


片寄っていても片寄っていることを認識できるのであれば修正しようとする働きがでます。 

スポーツで根性や精神論で記録を出すのと似ている気がします。この状態は片寄っていても関節位置の修復を早め対応できる身体にしている可能性があります。つまり片寄った使い方をしていても、破壊しにくくなるということです。 これは人間の身体の未知の領域なのではないかと私は考えています。 


それは次の段階ですから、話しはいったん置いておいて、認識しないで片寄った負荷がかかっり続けることは関節の破壊につながるのは理解できると思います。関節の自由度を高める為には、関節を動かす意識を高めるということが最大の筋トレになるということです。筋力ではなく意識が、その大元になっているからです。


この動きができるようになってくると、自由度があがり関節可動域もあがります。つまり、緊張がなくなり可動域があがり症状が自然に消えていきます。 その証拠に足首をやや外反しながら、(力強くはやらない)第四指を触っても一瞬で圧痛はなくなりますので事実だとわかります。あきらかに関節の位置異常によって症状がでているということです。