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JRA 重賞データ分析

2023-105 天皇賞(秋)

2023.10.29 07:20

天皇賞(秋)(GⅠ) 本競走は、明治 38 年 5 月 6 日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から『菊花御紋付 銀製花盛器』を下賜され創設した『エンペラーズカップ』を前身とする競走。第 1 回の昭和 12 年秋は 2600m、13 年春が 2700mで、3 歳以上の馬によって争われた。13 年秋から 4 歳以上 3200mの競走条件となり、戦争で中断される 19 年春(この時は能力 検定競走として非公開で実施)まで続き、戦後の 22 年春に『平和賞』の名で復活。同年秋 から現在の名称である天皇賞となり、春が京都、秋は東京で実施され、長い歴史を誇る天皇 賞は古馬最高の栄誉とされてきた。56 年に勝抜制が廃止されて過去の優勝馬にも出走権が 与えられ、59 年には秋の天皇賞を 2000mに短縮、さらに 62 年には 3 歳馬にも秋の天皇賞 への出走権が与えられた。これにより春は 4 歳以上で長距離の、秋は 3 歳以上で中距離の ナンバーワンを決めるレースへと性格が明確に分けられた。 


【コース】東京芝2000m 

スタート地点は1コーナー奥のポケット。スタート後、約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。向正面の長い直線を走り、3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。3~4コーナーにかけては下り坂になっている。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂(高低差2.1m)。東京競馬場全体の高低差は2.7mある。最後の直線距離は525.9mで、新潟の外回りコースに次ぐ長さ。仮柵によるコース設定はA、B、C、Dの4パターン。3mごとに幅員が異なる。例年、Dコースは1~2月に使用され、芝内側部分を保護している。 


【馬番枠番・性別馬齢】 

8枠の連対なく、中枠有利。 

1着の馬番は1桁が多く、10番以降の1着馬番は5回しかない。

牝馬の好走実績やや多く、1着5回、2着4回、3着6回ある。

馬齢では4・5歳馬中心で、6歳馬以上は苦戦。


【人気・配当】 

馬単の万馬券は5回と少なく、1着は上位人気馬から中位人気馬での決着が多い。 

下位人気・2桁人気は2・3着が多く、紐荒れの馬券構成。 

1着はほぼ7番人気以内で、6番人気の1・2着、5番人気の3着がない。

 2・3着では6・7番人気に注意。

1~2番人気すべてが3着以内を外したことはない。