夫婦ゲンカの温泉がきっかけで藤野と繋がった
2016.10.30 13:14
池辺夫妻 潤一さん studio ikb+/澄さん ス・マートパン
食べ物って人柄が出るんだなあとしみじみ感じたのが、ス・マートパンの澄さんのパンを食べた時だ
った。
パン屋がほとんどない藤野で週に2日、自家製天然酵母のパン屋をオープン。地元の人から愛さ
れている。
設計士の潤一さんは自然素材の家の設計をし、藤野近辺で自然環境に負荷をかけない循環型の家を何
軒も建てている。
藤野に引っ越してきたのは10年前。田舎で子育てがしたい澄さんと、都会の生活に
危機感を感じ、その場所で自分の暮らしが完結するところに住まいを移したかった潤一さんの意見が
一致した。
「仕事仕事で休みもほとんどなくて、澄がキレて、温泉に行きたい!って言うから、一番近い温泉は
どこかなと探したら、ヒットしたのが藤野だったの。30分で行ける!って(笑)」(潤一)
「知り合いがいないのに居心地がよくて、来るたびに滞在時間が段々伸びていくのが不思議だったな
あ。」(澄)
感覚的に住むのにいいかも!と移住を決めた。
東京では仕事三昧だった潤一さんが藤野1年目で自治会の副会長を引き受けた。そこから、仕組みをつ
くっていく、デザインしていくという、元々あった才能がパーッと開花。仕事の傍ら、地域通貨よろ
づ屋事務局、トランジションタウンなど地域の人たちを繋げていく役割を担っている。地域で鶏も育
て(地域チキン)、皆で卵を分けあったりもしている。
「まるまるマルシェ当日も学内通貨である『廻り』を来ていただいた皆さんに体験してもらう予定です。お楽しみに!」(潤一)
studio ikb+建築設計事務所
ス・マートパン
相模原市緑区名倉534-1
水・木 10:30〜営業