心から心へ
2021.03.09 11:00
「お互いの心のつかい合い、そういうものが根本になければ、お茶の理想的な世界は生まれてこないでしょう。その場に応じた間のとり方で、無言のうちに事が行われていく、心から心へ伝えていくという考え方です。これは茶の湯に限ったことではなく、どんなことにも、心をつかい、心から心に伝える大切さはあるはずです。」
先日図書館で借りたのは、表千家14代家元著の茶の湯随想。いま茶道のお稽古に通っているので、内容をより身近に感じます。
「間のとり方」という題の中の文章で、"心から心へ伝える"ということばがとても素敵だなぁと思ったのでした。
お茶のお稽古の時間には、茶道だけではなく
日常につながるものがゆっくりと心身に浸透してゆくのを感じます。いまこの歳になり、再び茶室で過ごせること、ありがたいです。