ナポレオン1世も愛した、絶海の孤島から届いたコーヒー「セントヘレナ アイランド」
南大西洋に浮かぶ小さな島、セントヘレナ。かのナポレオン1世が晩年を過ごしたことでご存じの方も多いのではないでしょうか。そんな‟絶海の孤島”で育てられた、歴史とロマンあふれるコーヒー「セントヘレナ アイランド」がスターバックス リザーブ® ロースタリー 東京に届きました。
セントヘレナ島は東京23区の約5分の1の面積に、約4,500人ほどの人々が暮らす小さな島です。2017年に民間の航空会社が就航するまでは、長きにわたってアフリカ本土から5日間ほどかかる船が主な渡航手段でした。
島全体がごつごつとした岩肌で覆われ、人々が住める土地や農業ができる場所は限られています。生産者は、そのわずかな農地で品質を追求し、より付加価値の高いコーヒーの生産を目指して手間暇をかけてコーヒー栽培に取り組んできました。
コーヒー栽培の歴史は古く、1821年までの最後の約6年間をセントヘレナ島で過ごしたナポレオン1世は、制限の多い暮らしの中で島のコーヒーに舌鼓を打ち、「セントヘレナでの1番の楽しみはこのコーヒーだ」という言葉を残したという逸話も伝えられています。
一般的に焙煎前のコーヒー豆は60~80kgの大きな麻袋に入れられ出荷されます。しかし、セントヘレナのコーヒー豆はその品質の高さと収穫量の少なさから幻と評されることもあり、特製の20㎏の小さな麻袋で出荷されます。
スターバックスがはじめてコーヒー豆の買い付けを申し込んだときには、
「本当にスターバックスのような規模の会社で、こんなわずかな量の豆を取り扱いできるんですか?」と、生産者に尋ねられたほどです。
たしかに、スターバックスのすべての店舗でセントヘレナ島のコーヒーをお客様にお出しすることはできません。でも、スターバックス リザーブ® ロースタリーであれば、このコーヒーをご紹介できます。
生産者の情熱と共に、ロースタリー 東京に届いた希少なセントヘレナのコーヒー豆。量り売りでの販売を行うほか、今シーズンは1階のメインバーでバリスタが抽出したコーヒーもお楽しみいただけます(※なくなり次第終了)。
ロースタリー 東京では、個性豊かで希少なコーヒーのひとつひとつを、それぞれのもつ大切なストーリーと共にお届けしています。
ナポレオン1世にとって、島での生活の数少ない楽しみだったかもしれないコーヒー。
遠い距離を経てようやく届いた一杯を、ぜひご堪能ください。