【ボーカリストの心得】喉が痛くなったらどうするの?【ボイトレ】
BTree Music School ボーカルインストラクターのYukinaです♬
今回は上記がテーマ!
ボーカリスト、歌手志望には知っておいてほしいお話です。
大前提で、ボーカリストや歌手志望の方は
常日頃から喉ケアは大事です。
ですが、風邪を引いて喉が痛くなったり
歌いすぎて喉が痛くなったり、
人間なので、病気にもなりますよね…。
そんな時はすぐに対処♬
一番オススメはやはり耳鼻咽喉科に行って診察してもらい、必要であれば声帯を直接見てもらうこと。
ウィルスが原因で声帯炎を起こしているのか、歌い方が悪く声帯結節になりかけているのか…
では治し方も、お薬も違ってきます。
下記に簡単に病名と症状を書きます。(詳しくはご自分でお調べください。)
今回は突然の喉の痛みに限定して書かせて頂きます。
(慢性的に痛い方は参考にならないかもしれません。)
- 急性咽頭炎
ウィルス感染により、喉に強い痛みを感じ、声が出なくなる、食事ができなくなるなどといった喉の炎症。
- 扁桃炎
扁桃腺という部分が、ウィルスや細菌によって炎症を起こしてしまう病気。
扁桃腺の腫れにより痛みがあり、高熱が出る。
- 急性声帯炎
風邪やお酒、たばこ、喉の酷使などで声がかすれたりする病気。声枯れの症状。
慢性化すると、結節やポリープができてしまうことがある。
- 声帯ポリープ
声の乱用が原因。声帯に与える激しい炎症などで粘膜上皮下に出血がおき、この時血管が破れてしまうことで血腫ができる。
- 声帯結節
声帯がこすりあうために、粘膜の一部にしこりができた症状。
声の酷使や、自分の喉に合わない発声などが原因。風邪や飲酒などが原因で発症する場合がある。
急性声帯炎、声帯ポリープ、声帯結節は歌い手さんや声優さんなど声を使う方に多い病気です。
市販薬を買っている方も多く見られますが、自分の症状にあったお薬を処方してもらうのが一番です。ウィルスなのか、声帯の酷使なのかで治療法も違ってきます。
声帯の病気の場合は沈黙療法なども有効です。
病院に行くか、自力で治すかは自由ですが、
声帯を見てもらうことで、何日間歌わない方が良いのかなどの目安もわかるので、
【無理矢理歌って症状が悪化してしまう】
という状況にはならないでしょう。
一生付き合っていく大事な自分の声。
それを守るために、仕事として使い続けるためには定期的なメンテナンスやチェックも必要です。
「声帯結節が原因で、コンサート延期」
プロの歌手にもあり得ること。そうなってからでは遅いですよね。
常日頃から自分の喉と向き合い、痛くならないよう、歌い方を考えて下さいね。
【自分に合った良い歌い方】
を見つけることが大切です♬
ご新規の生徒さんには、「喉が痛い」と相談に来る方もいらっしゃいます。
丁寧にカウンセリングさせて頂き、どのような声が理想なのか、またどのように改善していくかなど、慎重に指導させて頂きます。
歌い方がわからず、喉が痛くて困っているという方はぜひ相談にいらして下さい。
次回は
「忙しくて病院なんて行けない!」
「自力で治す!」
そんな時に出来ることのお話をします。