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足だけピリッとする例の続き

2021.03.09 22:53



足だけピリッとする痛みに漢方薬を手にのせて改善できるかやってみました。 


スコープは膝から下にしてみると心臓血管系の異常があり「水」「裏」という状態です。これに合わせるように五苓散と六君子湯を選択してみました。この場合は追加ではなく、同時に服用する形になります。つまり両手にそれぞれの漢方薬を持ってもらう訳です。


追加処方なら上にのせますが、この場合は並列で同時に手の平にのせます。 すると、足首の小さな動きを動かせるようになりました。手にのせただけですが、小さな動きも大きな動きもスムーズになり、第四指の圧痛もなくなります。 

当然ですが、腰の緊張もなくなります。足首の三陰交あたりの圧痛もなくなります。 なんどか説明していますが、六君子湯は主に胃内停水を取り除き、顔色の悪い虚弱体質者向きで, 嘱気や食欲不振のある者にもよ いとされています。


当然、どちらの漢方薬も足の指の異常がなくなるとは書いてありません。 また五苓散も「水」の流れを良くする漢方薬ですが、頭痛や眩暈に効果があると書かれています。六君子湯は、この場合「裏」に働きかけ、五苓散は「水」に働きかけるという意味があるので、それを混合してみたということです。 


もちろん飲ませた訳ではなく、単なるテストをしてみただけということです。今までは追加で手にもってもった結果を検証しましたが、今回は並列でもってもらうようにした訳です。 「水」と「裏」を同時に作用させるということですので、鍼治療も一箇所で十分でした。 


これで同等の効果を得ることができ、足の指の圧痛も足首の小さな動きも、足底の圧痛も腰の動きもよくなって、歩行時のシビレ感もなくなってきました。 追加する場合と混ぜる(合法)場合は作用が全く違うはずです。何も知らない人は漢方薬でも洋薬でも全部一緒に飲んでしまいますが、それぞれの薬効を考えたら、一つ一つを単独に効かせられる順番を決めて飲んだ方が絶対に効果的なはずです。

順番を間違えても効果がない又は逆効果になることもあるので、注意が必要なのではないかとも思います。身体は情報によってなりたっているということだろうと思います。昔の人は、それを「気」と呼んだのではないかと思います。