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10/30 逗子to富戸to逗子200キロ 試走会

2016.11.07 02:10

どうも、疲労困憊のたけはらです。

今回は年明けの1月の初週にあるオダックス・ジャパン神奈川主催のブルベ

神奈川200逗子 の下見として、逗子から折り返し地点である富戸までの往復200キロを実際のルートで同じ時間での走行を行いました。


スタート地点は逗子駅近くの亀岡八幡宮、前にすすむくんや、れいくくんと走ったツールド逗子のスタート地点と一緒です。

そして今回の同行者はこちら、皆の愛されクライマーのトミーと、謎の剛脚ローディー(写真外)、そして着込みすぎなのが私でございます。


なぜこんなにも重装備なのかというと、このブルベ、他のサイクルイベントとは違い、全て自己責任で行われるものなのです。補給食やパンク修理など、サポートが得られない状況下で走りきるためには準備がとても大切です、みなさんもちょっとそこまで走るつもりでも、チューブの1本は忍ばせておいたほうが吉ですよ!



そしてこちらが今回の私の装備です。

フロントバッグとサドルバッグとツールケースと輪行袋が目立ちますね、

フロントバッグの中には財布、補給食、ヘッドギア(暗くなったときの追加ライト)、軍手、充電器等が入っています

サドルバッグには雨合羽、反射ベスト(実際のブルベでは常時着用)、鍵、冬用レーシングパンツが入ってました(これが後々鍵になりました)

ツールケースには予備チューブと携帯ツール、ダイヤル式の鍵が入ってました。


ライトも大光量の物を使用しています、夜間の大通りを外れた所などは街灯も無く真っ暗なこともありますし、長時間の走行で夕方や夜、距離によっては日をまたぐこともあります。


ここまで書いてやっと本題の200キロのレポートに入ります

集合は朝の六時予定、そして我らが愛されクライマーさんは亀岡八幡宮と鶴岡八幡宮を間違えて一人鎌倉に行ってました。

そして7時、全員が集まって最初の写真をパチリ、うみかぜレンタバイクの店長である鈴木姉さんに暖かい飲み物を選別にいただきました、本当にありがとうございました。

そして逗子から134号線で一路小田原へ、初めての箱根の山を見たトミーははしゃいでいました。(写真は5月にすすむくんと行ったときのもの)


一方、剛脚ローディーは今の車体での走り方を確かめるべく、スプリントして少し先行しては待ちを繰り返していました、私の方は長丁場になるのがわかっているのでペースをキープしています、ベースとなる体力が段違いです。


そして真鶴と湯河原のマックを越えた先は自分も走ったことのない未知の道でしたので、いつも以上にゆっくりペースを抑えて走りました、この時点で全行程の約1/4です。


そして熱海を越えたあたりでトミーが太ももの痛みを訴えたのでマッサージ休憩、痛がるトミーを無理やりエビ反りさせて筋肉を弛緩させてあげます。

本当はアミノ酸も一緒に取りたいのですが、あいにくこの周辺は海と山のみ、先を急いでコンビニで補給させます。


トミーがエビ反りしたのは丁度ここら辺、あなたもエビ反り写真を撮ってトミーになろう!


走行しているうちに宇佐美を抜けそこは伊東、トミーがどうしても食べたいとのことで道の駅伊東マリンタウンの伊豆高原ビールさんでお昼です、私の方は「あと14キロで100キロなのに!」とか思っていました。


そしてトミー達が注文したのはこちら

漁師の漬け丼 です、見ての通り特盛です、最近出たiPhone7よりも高さが有るでしょう。ラーメン二郎みたいに下のご飯が見えません、しかしここで問題が発生で。


トミー「もう入らない」

まさかの半分以上を残す結果に、見た目にはほとんど減っていませんがトミーの名誉のために言えばトミー側が半分えぐれております、彼なりに頑張りました。


一方の私側はエネルギーがとても重要と生るロングライドだというのに、お医者様に糖質制限をかけられているので伊豆鹿のローストとシーザーサラダです、ここまで来て海鮮丼が食べられないんですよ!主にごはんつぶのせいですけどね。

(写真にちらっと写ってるクルトンはトミーがちょこちょこ食べてました)



そうしてこれが後々のフラグとなっていったのでした・・・


そうして残りの14キロを走破した我々は


100キロ達成!ということでおいしいコーラを購入して少々おしゃべり、時間に30分以上余裕があると、このときは行っていましたが、気が付いたらトミーと剛脚ローディーの車体に関するおしゃべりで15分ほど使ってしまい、これ以上は余裕がなくなると慌てて再スタート。


ところが途中でアクシデント発生、宇佐美付近のトンネルで車同士の衝突事故の為、道路が混んでしまいました。自転車特有のフットワークでも牛歩で進まざるを得なく、大幅な時間のロスになってしまいました。


そして熱海を過ぎた頃、ルートはなぜか行きに通った大きな通りから外れて山の方に・・・

疲れてる帰りなのにこれから山?


このとき既に午後4時過ぎ、この季節になると一気に暗くなるため、街灯の少ない田舎道はライト無しじゃとても危険です。

そのため今回の私は700ルーメンの前照灯と300ルーメンのヘッドギアで道を照らして、後続のトミーたちが見えるように照らします。


剛脚ローディーは「一人じゃ絶対にこんな所走りたくない」と何回も言いました、私もそう思います、でも走らないと帰れないのでペダルを回し続けます。


小田原城を過ぎ、残りは行きで通った道を戻るだけとなったときにまたもや問題が発生。


トミーの「もう僕を置いていってください」と情けない声、なんとトミー、集合場所の逗子までも自走のため、この時点で走行距離が200キロを越えていたのだ!


振り返ると疲労の色が随所で見えていたので、こまめに休憩をとることでトミーの疲労を緩和させつつ、逗子を目指しました、1キロ走る毎に残り◯◯kmだよ!と励まします。


そうして



到着です!

走行開始から13時間14分26秒で、200キロ完走しました!

私とトミーは到着してクリートを外した瞬間、緊張が解けた結果両足が攣るという事件もありましたが、誰一人として怪我や事故はなく、楽しい時間でした。


コンビニでコーラを購入、乾杯してお互いを称え合います、1日お疲れ様でした!


しかしここからがトミーにとっての本番、自宅まで自走で帰ります、その日の走行距離は280に届いたとか。

トミーが走っているであろう時間に、私はお風呂で太ももをモミモミしていました。



今回走った感想は、やはり長距離は自分との戦いであること、ペース配分など、自分に負担にならない場所を探りながら走らなければすぐに限界が見えてくること。そして今回は皆で走ったのでお互いのことを気遣いながら走ったので、チームとしての結束力など、改めて良い仲間と出会えたと感じることが出来ました。


最後に今回は試走とは言えブルベの形式をとって走行しています。


ブルベは自己責任のスポーツです、レースやロングライドイベントのように整備されていたり、サポートしてくれる存在が常に居るわけでは無いので何が起こるかわかりませんし、それは全て自分で対処しなければいけません。


そして一番気をつけなければいけないのは怪我です、怪我等をするのはせっかくの楽しいことを無に帰す力が在ります、これからの時期暗くなるのも早いのでなおさらです。


皆さん自転車走行時は安全に、楽しく走行しましょう。


たけはら