忘れん坊将軍〜まぐろ大根カレー〜

昨日ハウスダストについて調べていて、もしやと思っていた壁にも実はホコリ溜まってますよという情報を得た。

朝からハンディモップで壁をさわさわ拭いてまわった。

エアコンの上なども、さわさわ。

そのあとクイックルワイパーでフローリングを拭き掃除して、仕上げに掃除機。

ここのところ毎日クイックルしてるけど、シートがちゃんと黒くなるのを見て、何もしなくても汚れていくのだなと実感する。

こういうのって、目に見えた方がやり甲斐あるんだよな。

冷蔵庫の中とかコンロ周りとか、結局汚れが溜まってからじゃないとやる気にならないっていうか。

毎日拭いても、はて、綺麗になっているのだろうかと思ってしまう。

本当は目に見える前にやった方がいいとわかってるけども。

ハウスダストも効果が目に見えないので、手応えがないのが少々虚しい。

綺麗になっているはず、と自分に言い聞かせて日々お掃除。

換気しながらお香を焚いて、お洗濯もした。

今日は天気が良いので、厚手のパーカーとダウンも洗えた。

昨日高円寺のユータカラヤで本まぐろのあらを買ってきた。

これは買うしかないっしょ。

切れ端はいつも通りそのまま食べた。

大きいのは血合いが多かったし、味的に生より焼いた方が良さそうだったので、晩御飯ににんにく醤油で焼いて食べた。

お昼ごはんがバナナ半分だったので食欲が勝ちすぎて調味料に漬け込まず塩で臭み取りだけして焼いた。

美味しかったけど、やっぱり漬けてから焼いた方が、味がしっかりして柔らかさも増すので、良いなあ。

またひとつ勉強になった。

朝ごはん。

残ったまぐろステーキをリメイクしてカレーにした。

具材はにんにく、生姜、にんじん、大根、そしてまぐろ。

まぐろの血合いは、噛み応えといい味といい、魚とは思えないほど肉感がある。

幼少期アジの開きが大好物だったのだが、その中でも血合いの部分が大好きで、

「じゅん、このくろいところ好き！」

と言って、最後に取っておいて食べていた。

今でも好きなものは最後に食べるタイプである。

カレールーで魚臭さは消えると思うのだが、一応香り付けにローリエと黒胡椒を入れた。

隠し味に赤ワインも少々。

これは昔から提唱しているのだが、カレーに大根を入れるとすごく美味しい。

騙されたと思って、角切りの大根を入れてみてほしい。

カレーの味に染まりつつも、だし汁を蓄えた大根がジューシーで美味い。

やったことはないけれど、にんじんやじゃがいものように大きく切るより、1〜2cm角の角切りがおすすめと思う。

齧りつく具材というより、前述の通り瑞々しさを加える為に随所に散っている方がうまい、はず。

でも中野の某インド呑み屋さんで出してるカレーおでんは絶品だったので、大きくても美味しいのだろう。

大根嫌いな人でも気付かず食べれると思います。

嫌いなものを無理して食べる必要はないと思う派ですけどね。

今回はこくまろの辛口とジャワカレースパイシーブレンドをミックスした。

一人暮らしだと、一回作るのに市販のカレールー半分すら使わないのである。

いつも適当に煮込んで、ルーをひとかけずつ入れて調整している。

今回は3カケ。

ジャワカレースパイシーブレンドはかなり辛口なので、辛いカレー好きな方にはオススメです。

ルーと別に小袋のスパイスブレンドが入っていて、辛さを増すこともできます。

コーヒーを淹れてデザートのヨーグルトとフルグラ食べるかとほくほくしてたら、電話が鳴った。

誰。

出たら歯医者さんだった。

本日予約入っていますが、とのこと。

忘れてた。

完全に忘れていた。

全力で謝って、来週予約を取ってもらった。

クロメのぎっちゃんが、通えないから歯医者行かないって言ってたの、本当分かるわ。

忘却癖がすごい。

最近百均でフライ返しを買って、よっしゃー！念願のフライ返しだー！ずっと持って無かったんだー！と大はしゃぎして、数日後引き出しの中からフライ返しが出てきて悲鳴をあげた。

このフライ返し、見覚えあるわ。

ていうかずっと持ってたわ。

でもフライパンにのせておくと熱で柄の部分が溶けるからいやだなと思っていたんだ。

もしかしたら、持っていたら使い辛くてもモッタイナイ精神で買ってこない私の性質をわかっていて、わざと忘れさせたのかもしれない。

私の中の何者かが。

骨の折れる人ですね、他人事だけど。

フライ返しがふたつ揃ったので、お好み焼きでもやろうかな。

忘れてしまったものは仕方がないので、発覚後はいかに良い方へもっていくかだと思っている。

人の名前もすぐ忘れてしまうので、改めて聞き直す事がかなり多い。

そんな時は、

「一度切りの人生で2回も3回も出会えるとは、なんて素敵な事なんだろう」

と思う事にしている。

なんで覚えていないんだよ！と憤慨されても、私にはどうすることもできないのである。

大学時代は出会った人とツーショット写メを撮ってアドレス帳に入力するというマメ過ぎる対策を講じた事もあったが、結局ケータイを開いて確認しなくてはならないので意味が無かった。

寧ろ相手への言い訳というか、自分は努力しているんです！アピールに感じてしまい、気持ち悪くて辞めた。

免罪符なんて、責任転嫁と嘘を重ねるだけだから持たない方がいいのだ。

とはいえ、思い出せないシーンで慌てる事も少なくない。

だからといって、毎回自分を責めていても、忘れん坊が治るわけでもない。

もう一度名前を訊ねて嫌な顔をされたら、この先あまり関わらないのがお互いの為だなと思う様になった。

こういうのも相性の問題だと思う。

どちらが悪いという訳ではなく、ただ許せる範疇がズレていた、というだけだ。

淡水魚が海水魚の水に近付くみたいなもので、息苦しいなと思ったら無理に共存する必要もないと思っている。

その人と自分が直接手を握らなくても、

「川も海も息できるよー！」

みたいな存在の人が、遠回しに繋いでくれると思っているから。

世界の平和って、そういう感じで成り立つのだと思っている。

自分の正義で相手を捩じ伏せるのは、和平ではないもんね。

グリーンマイルを観た。

3時間越えの映画を久しぶりに観たが、とても良い映画だった。

食べ物と一緒で、やはり質の良い作品を目に耳にすべきだな。

おやすみなさい。