とりあえず猫でも見て下さい
ちょっと休憩で猫でも見て癒されて下さいね。猫派ではなかったのですが、やっぱり犬も猫も可愛いなと思い両方とも好きです。
見ての通りDAZ Studioでレンダリングした猫なのですが、意外と上手くいったので解説などをしたいと思います。
写真には良い悪いとか正解がないとか言われますが、逆に失敗とか下手はあったりするんですよね。失敗を回避しつつ自分なりの上手くいくコツとかポイントになる部分を簡単に説明したいと思います。別に人に教えるほど上手くもないけど、参考になればと思います。
まず写真では何が主題か、テーマはみたいな中心になる被写体を決めると目的がハッキリしたものになると言われています。これは猫の画像です!それが分かるようにカメラを向ければいいんですよね。主題があれば副題もある。それ以外のものも不必要かと言われればそうではないです。
余計なものは写さない、情報を絞る。猫を中心に撮るけど、周りには何もないと寂しいしどこにいるのか何をしてるのかも分からない情報が少ないのもダメだと思うのですが、あれもこれも含めると逆に情報が多すぎて良くないと言われます。ボケを上手く使うとピントの合っていない部分が邪魔になることが少ないですね。
次に奥行きとか立体感とか構図とライティングで表現できる部分があります。床を手前から奥に視線が向かうよう溝の方向を調整しました。画像の端から延びる対角線や、奥のほうに収束をイメージさせる線があると奥行きがでますね。加えてライトで手前が明るく、奥は光が届かず遠いことを意識させれば奥行き感がでます。
手前や奥に物を置くと自然と奥行きを感じますし、ボケが手前や奥が強く、中心の猫に近いと比較的弱くなるのでいくつかあるといい気がします。ただ多くなるとゴチャゴチャしてしまうので、余計なものも多くなるし難しいところです。
ライティングは猫に斜めから逆光で硬い影を作りつつ、体やしっぽにハイライトが入るようにしています。硬いとは線がハッキリしていて境界線が分かりやすいことで、床に猫がいることを意識させるために手前に影を作りました。
体の輪郭が分かるようにライトで明るい部分を作るのをリムライトというらしいのですが、これがあると輪郭はもちろん、そこからグラデーションで丸みや立体感が表現出来たりと加えるだけで一味違う感じがします。
猫の表情を明るくするために右手前からフィルライトを入れてますが、右のグラスに映っていてちょうどいい感じになってますね。
あとは露出を明るすぎず暗すぎずで調整できると失敗がないかなと思います。レンダリングなのでピントが合ってないとかの失敗はしないと思いますが、シーンを保存していればやり直しはできるので、その点は写真と違いますしいいですね。
この画像がどんな評価を受けるかはわかりませんが、ポイントを一つ一つ意識して作った画像です。難しいことはしていないので誰でもこれくらいなら作れるようになるのではないかと思います。