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yokka-yokka

マジックループの編み方

2021.03.11 11:29

先日、マジックループの編み方が初めてという友人へのオンラインでのテストレッスンの際に、参考になればと思い編み方動画を製作しました。これまでもyokka-yokkaのワークショップでマジックループの編み方が初めてという方がいらっしゃったので、今後yokka-yokkaをご利用になる方や、靴下を輪針で編んでみたいという方の参考までに、動画の一部分を抜き出した静止画でご説明しようと思います。


:::マジックループの編み方:::

靴下や手袋などは5本の短針棒針で編む方法と、80㎝の輪針で編むマジックループという編み方があります。説明動画は検索するとたくさんでてきますので、検索してみてください。どちらがいいですか?という質問を受けますが、その方の好みがあると思います。私は輪針が編みやすいのですが、輪針がどうしても苦手という方もいらっしゃいます。ちなみに輪針の場合、メーカーによってコードの柔らかさが異なったり、針とコードのジョイントの部分が固定されているものと、回るもので編みやすさが変わってきます。ちなみに最近販売されている輪針はコードが柔らかく、ジョイントが回る編みやすい針が多いです。少し前までチューリップの輪針を使っていましたが、途中からクロバーの匠の輪針も気に入り、最近はSheeplさんの輪針も使いやすくて気に入っています。では、マジックループで編んでみましょう。


チェック1.編み始めのポジション

まずは必要な数の作り目をして輪にします。5本棒針は4面で針を変えて編んでいきますが、マジックループの場合は2面で編んでいきます。そのため2面(輪の半分の位置か、手袋なら甲側と手のひら側という2面)の境目からコードを引き出します。右側に針先が揃い、反対側はコードが出ている状態です。編み始めるときはかならず針がこのポジションになっていることを確認しましょう。


上記の写真はすでに編み地を編んだ状態ですが、作り目の場合も編み地が繋がっていないだけで同じ状態から編み始めてください。手前の針と奥の針の両方に目がかかっていて針先が右側に出ているのが編み始めのポジションです。


この時、奥の針の目に毛糸玉からの編み糸が出ています手前の針の目には糸はついていません。マジックループで編む時は輪で編むので、編み地は必ず表側を見ながら右から左に編み進みます


チェック2.奥の針を引き出す

毛糸玉からの編み糸がついている奥の針を引き出します。これ以降、奥の針を右(手側)の針、手前の針を左(手側)の針と言います。そして引き出した右の針で左の針の目を編んでいきます。左の針は編み始めのポジションのままです。

この時、間違いやすいのが左(手前)の針を引き出し、今まで編んできた右(奥)の針の目を戻ってしまい往復編みの方法で編んでしまうことです。そうすると編み地が繋がらず輪になりません。マジックループで輪で編む時はかならず表側を見ながら右から左に編み進みます。一つの針の目を編み終わったら編み地を返し、次は必ず編み糸が付いていない方の目を編むようにしましょう。


左の針の編み糸が付いていない目を右の針で右から左に編み進みます。すると途中コードが左右から出ている状態になります。そのためコードは柔らかくそして80㎝以上の輪針がマジックループで編む時には編みやすい理由です。


左の針の目を全て編み終わると、目は右の針だけになります。2つ下の写真で分かりにくいのですが、右の針に目がかかり右側からコードが出ていて、左側に針先が出ている状態です。


チェック3.左の針の目を編み終わったら編み地を返す

左側にある針先を右側になるように編み地を返します。すると左(手前)の針が伸びた状態で、右(奥)の針は針先だけが出ている状態になります。ここで最初の「チェック1.編み始めのポジション」にするため、出ている左の針を目の中に押し戻します。この時編み糸が付いているのは、右(奥)の針です。

この時左(手前)の針を目の中に戻さずにそのまま右(奥)の針の目を編んでしまうと往復編みになり間違った進行方向になります。編み地を返したら、編み糸が付いていない針は目の中に押し戻しましょう。


チェック1.編み始めのポジション

すると最初に説明した右側から両方の針先がでており、左側はコードが出ている状態になります。奥の針から毛糸玉の編み糸が出ており、手前の針の目には糸はついていません。編み始めのポジションです。以降これを繰り返す編み方がマジックループです。


:::復習:::

チェック1

  編み始めのポジション 右側に針先、左側にコード

チェック2

  奥側(右手)の針を引き出し、手前側(左手)の針の目を右から左に編み進める

  編んでいる途中はコードが左右から出た状態になる

チェック3

  左の針の目を編み終わったら、編み地を返す

  手前側の針を目の中に押し戻し、両方の針先が右側に揃うようにする

□チェック1に戻る

  編み始めのポジション 以降、チェック2,チェック3を繰り返す


最初のうちは針の動きに慣れないため、どっちの針を伸ばして、どっちの針を戻すのかが理解できず戸惑うのですが、上記の3つのチェックで針先の向きを確認しながら、必ず表側を見ながら輪にして編み進むということが理解できたら、混乱せずにマジックループで編めるようになると思います。靴下を編みたい方は特にかかとの部分がマジックループで編めるようになると編みやすくなると思いますので、試してみて下さい。


マジックループの動画や解説はたくさんあるので、その一つとして参考になりましたら幸いです。尚、マジックループの編み方動画はyokka-yokkaの公式LINEに友だち登録頂き、トークからご連絡頂くと動画を見れるアドレスをお送りいたします。動画で見たいという方は、どうぞご連絡下さい。


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