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笑杉屋建築事務所

キナリノイエのシロアリ対策

2021.03.11 11:47

 家づくりでは、シロアリ対策は建築基準法に書かれる基準に対しては、防蟻処理はされているはずです。


〈建築基準法施工令49条2〉

構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。

とあります。


 一般的に薬剤を地面から1メートルのところまでの散布は行われています。


 しかし現在、9割のシロアリ業者のシロアリ駆除に使用する薬剤は、5年程度で効果が切れる薬剤を使用するよう国が定めています。

そのため、シロアリ駆除の効果が続くのは、5年程度といわれています。

5年毎にシロアリ駆除を行いなさいと言う事です。


床下など、潜り込んで散布処理はできますが、外壁や内壁の中の柱は、どうやって散布処理。するのか?考えた事がありますか?

解体したらとんでもない費用がかかり現実的ではありません。


つまり、薬剤を使った防蟻剤では5年でシロアリに対して無防備である事を意味します。


私自身、20歳から約20年以上家に携わっていますが、昔のタイル張りのお風呂と脱衣の境目の土台周りや、雨漏りした個所、実家は餅屋だったんで、工場は土台コンクリートで床流しをするので土間と木部の取り合いでしかシロアリを、見たことはありません。

シロアリがいた場所は、湿った木材である事。

そこで私のシロアリ対策のこだわりをまとめました。

①ベタ基礎一体打ち



NPO法人 『木の住まいを創る会』HPより転記


一般的なベタ基礎は、上記の絵の様に水平部分と垂直部分の2回コンクリート打設するのが一般的です。

しかし、私は難易度の高い技術ですが、

「スラブ」と「立ち上がり」を一度に打設し、

継ぎ目をなくせる工法を採用しています。

打ち継ぎが無いために、シロアリの入る隙間がないです。


富山では、一体打ちが一般的では無く一体打ちのできる基礎屋は皆無です。

自邸は自ら基礎をつくりました。


② 基礎内断熱

私がログハウスを作っていた長野県の標高の高い、シロアリの少ない地域では、外断熱で、床下にFF暖房を置いて基礎全体を蓄熱体として考え設計してました。


(日経ビルダーより転記)

外断熱の場合、

発泡系の断熱材はシロアリの巣になっている事例もあるので、シロアリのいる富山県では、リスクの少ない基礎内断熱を採用しています。

そして、

基礎貫通部には、防蟻コーキングで対処。

打ち継ぎ部には、①のベタ基礎一体打ちで対処。

③基礎の乾燥

一般的に、コンクリートの下には連続した防湿フィルムがあり、土壌からの湿気が浸透しないようになっています。

床下空間が、一般的な床断熱よりも、基礎断熱のほうがより相対湿度が低くなるとされ、

さらに、冬は床下エアコン暖房の採用によって乾燥状態になります。

夏は、建てて1,2年はコンクリートから湿気が出ると言われているので、送風等が必要です。


④ 木部のホウ酸処理

①②③の対策に加えて、エコボロンと言うホウ酸処理を、GLよりも1mの範囲に行うことで、

「長期優良住宅」の基準要求を満たします。

一般の防蟻処理は、ネオニコチノイドという、毒性の高い殺虫剤を撒きますが、前記しましたが、有効期間は5年とされます。

ホウ酸による処理の場合は、塩と同じレベルの低い毒性の自然素材の鉱物ですので、

気化することなく半永久的に、木部をシロアリから防ぐ方法とされます。

私は、エコボロンPROと言うホウ酸処理をしています。

ホウ素系防蟻処理剤 エコボロン認定施工士の資格も取得しました。



長期的な木材保護、そこで暮らす大切なお子様やペットに安全性に優れているホウ酸処理です。

富山県では採用事例は少ないそうです。

今後、採用されていくように活動したいと思ってます。


以上がシロアリ対策のこだわりです。



長文になりましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。