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ロシア軍艦がアラビア海で米国の駆逐艦に積極的に接近する

2021.03.15 04:00

 海軍は14日(日曜日)、ロシアの軍艦がアラビア海の北で操業中のアメリカ海軍駆逐艦に「積極的に接近」し、米艦からの警告を無視して衝突の危険性を高めたと発表した。

 第5艦隊(G.U. Fifth Fleet)が公表した映像によると、ロシア軍艦が『GUS ブランチャード(Blanchard, DDG-99)』に急接近し、180フィートまで近づいてから進路を変える様子が映っている。

 中東での海軍活動を統括する第5艦隊は声明で、「現地時間13日(土曜日)、北アラビア海で定期的な活動を行っていた『GUS ブランチャード』は、ロシア海軍の艦船に積極的に接近された」と発表した。

 「『ブランチャード』は、衝突の危険を知らせる国際海上信号である5回の短めの警笛を鳴らし、国際的な道路規則に従ってロシア軍艦に進路変更を要求した。ロシア軍艦は当初拒否したが、最終的に進路を変更した」とし、「ロシア軍艦は行動を起こしたが、積極的に接近している間に国際ルールへの対応が遅れたことで、衝突の危険性が高まった」と付け加えた。

 声明によれば、最終的にロシア軍艦は、米国の駆逐艦と橋間無線通信が確立された後、背を向けたという。

 『GUS ブランチャード』は『GUS フランクリン・D・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt, CVN-75)』空母打撃群の一員であり、潜在的な敵艦が空母に接近するのを防ぐために迎撃することを任務としている。

  約7ヶ月前には、太平洋上で米軍とロシア軍の艦船が接近し、米軍の艦船が衝突を避けるために緊急操作をしなければならなかったという事件が起こっている。今回の事件は、アメリカ軍とロシア軍の接近戦の最新の例であり、アメリカ政府は「危険で、挑発的である」と避難している。