明けぬ夜は無し、上がらぬ雨は無し✨100年前を纏う美酒
2021.03.12 04:59
🔺長野小布施ワイナリーがつくる
ソガ ペール エ フィス
「IL YA 100 ANS」(イリヤ ソントン)
ちょうど今からおよそ100年前
「スペイン風邪」と呼ばれている
インフルエンザのパンデミックが
世界中で起こり
多くの犠牲者が出ました
第一次世界大戦直後の
3年間にわたり
人々を苦しめた病原体は
インフルエンザA型だったそうです
当時の事を知る人はもうこの世には
いないんだなぁ
歴史の教科書で知った
過去の事実が形を変えて
存在しつづけているように感じ
今のコロナ禍同様
大変なカオスの世界だったと
想像できます😌
スペイン風邪
全世界で5億人が感染したとされ、 別のデータでは世界人口(18億-19億)のおよそ27%とされており、 これには北極および太平洋諸国人口も含まれる。死亡者数は5,000万-1億人以上、おそらくは1億人を超えていたと推定されており、人類史上最も死者を出したパンデミックのひとつである
🔺当時のポスターからも繰り返される歴史が伺えます
(内務省衛生局「流行性感冒」所収)
冒頭の写真は
冒頭の写真は
先日出逢いましたお酒です🍶
フランス語で
IL Y A CENT ANS(イリヤ ソントン)
「100年前」
という名前の酒でした✨
日本酒らしからぬ
上品な佇まいの一升瓶からは
まるで芳醇な白ワインが
グラスに注がれる瞬間を
待ちわびているような
みずみずしいエネルギーを感じます😊
瓶から出された透明の液体は
空気に触れると
待ち構えていたかのように
お米特有のアロマティックな花が開き
100年前の日本は大正時代に
思いを馳せ
その芳醇な香りから
夏目漱石の夢十夜を思い出し
しみじみ
有り難くいただきました💓
裏のラベルには
素敵なメッセージが掲載されていました
明けぬ夜は無し、上がらぬ雨は無し。
今から丁度100年前、人類はパンデミック(スペイン風邪)の中を乗り越え生き続けてきました。偶然にも日本酒製造技術も激動の時代真っ只中でありました。
様々な思いが交錯する「100年前」と言う名の酒。
現代を生きる我々はsake「IL YA CENT ANS」から何を感じるのでしょうか.......
小布施ワイナリーのスタッフ全員か
雪と極寒の冬場
畑に出られない数週間の間だけ
趣味でつくっているお酒だそうです💕
流石としか表現できない✨
小布施ワイナリー/ドメイヌ・ソガ
ワイン造りに携わる潔い愛情と
日本の酒への敬意を感じる
お酒に出逢えました😊
漱石の「夢十夜」第一夜より
真白な百合ゆりが鼻の先で骨に徹こたえるほど匂った。
そこへ遥はるかの上から、ぽたりと露つゆが落ちたので、
花は自分の重みでふらふらと動いた。
自分は首を前へ出して冷たい露の滴したたる、
白い花弁はなびらに接吻せっぷんした。
自分が百合から顔を離す拍子ひょうしに思わず、
遠い空を見たら、暁あかつきの星がたった一つ瞬またたいていた。
「百年はもう来ていたんだな」
とこの時始めて気がついた。
I hope you have a wonderful day💞
今日もご縁に感謝✨🙏✨
お読みいただきありがとうございました😊
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