親子教室の意味
こんにちは
脱・初心者さん向けパン教室(千葉市・八千代市・松戸市)
ふろむすくらっち ユウコです
私の昔話です。
かつて、20代を放浪してたどり着いた栄養士科を卒業して就職したところは、
日本最大手のインフラ会社が運営する料理教室でした。
そこでは、大ベテランの先輩講師がたくさんいて、毎月毎月濃密な研修の他に新人研修が
数多く開催されていて、まさに休み無しで技術の向上に励む毎日でした。
教室にいるスタッフは全員デモンストレーションも助手も完璧にできるようになることを
目標に、先輩といえど皆さん勉強熱心で一緒に働くだけで毎日が学びの連続、という環境でした。
新人の頃、最初にデモを行うのは主に子供教室や親子教室。
その頃、私は独身で自分のためだけに生きている状態。ある意味、人生で一番楽しく、お気楽な時期でした。(友人は私が渡英中にあらかた結婚していましたが。。。笑)
当時の私は毎回、親子教室が大人気で満員になるたびに不思議に感じていることがありました。
「このメニューなら自宅でできるのに、なぜこんなにたくさんの人が毎回申し込むの??」と。
当時、親子教室は子供の対象年齢が低いので、メニューは簡単なお菓子などが主。
子供のいない(親戚含め、身近には「子供」という存在がなかった)私には、
「小さい子を持つお母さん」の生活が想像できていなかったんです。
朝起きてから子供が寝るまでの、ただ、ただ駆け抜けるような時間とそれに反して時々、モヤッと浮かんでくる「このままでいいのかな、私。」といった、自分の時間が止まってしまっているような焦燥感とか。
好き嫌いがあるとご飯の支度が苦痛になるし、旦那さんのご飯は量を作らないと足りないし。。。とかね。
今思い出しても、子供と自宅で料理を楽しむって準備から完成、片付けまで考えたら
支度してお出かけするよりも何倍も大変!しかも会場は自宅だと、掃除も大変!自分の気分も上がらない!!
ってことが、今ならスッキリと理解できるんですがね。
よく「食育のため」とか「料理ができるようになるため」とか色んな理由が親子教室のメリットで挙げられますが、わたしは
「保護者とお子さんが準備や片づけを気にせず、
一緒に料理することをシンプルに楽しめる」
が一番なのではないかな~と思います。
こんな過去の自分と同じような心境の方が、春休みの親子教室で楽しめたらいいな~と
思ってます。教室で得るものは体験と技術、そしてお土産は作ったお菓子やパン。
お菓子を買うならケーキ屋さんで買えばいいし、パンを買うならパン屋さん。
料理教室で提供するのは楽しい時間と体験、そして自宅で同じものを作るときの方法を
分かりやすくお伝えして行きます。
春休みの親子教室、募集集中です。
皆さんに会えるのを楽しみにしています!