Squier Stratocaster フレット&ナット交換
宮城県仙台市のギター修理(リペア)&中古楽器買取販売店【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。
今年も残り2ヶ月となりましたね〜
仙台では冬コートを着てもおかしくない気温の日が増えてきました。
本当に冬は目の前!!
長い冬が!!!
( ;´Д`)
☆☆☆
今回リペアさせていただきましたギターは、日本製スクワイヤーのストラトキャスター。
シリアルが【JV】なので、最初期のもので人気のある個体ですね〜。
ジョージハリスンなど、著名なアーティストが使用していた事は有名です。
初期のSquierロゴ
フレットとナットを交換していきます。
トラスロッドの効きをよくするために一度ナットを外し、グリスを差しておきます。
元のフレットはヴィンテージタイプの細いフレット。
現行のフェンダーUSAでも採用されているミディアムジャンボのフレットに交換します。
指板割れを防ぐため、レモンオイルを塗りこみ保湿中。
古いフレットを抜き、指板割れと溝の補強のため、溝脇に接着剤を塗布します。
ネックのストレートをチェック。
この後の指板調整で無駄無く削るには、ここでできるだけストレートに調整する必要があります。
修正後。
新品のように綺麗になりました。
新しいフレットを打ちました。
溝の状態も良く、スムーズに完了(^ ^)
飛び出した部分をカットし、鉄鋼ヤスリで粗方整えます。
すり合わせ。
フレットの頭を揃え、打ち傷なども一緒に削っていきます。
すり合わせで角張ったフレットを専用工具と紙やすりで丸く整えます。
この際、すり合わせで出したフレット頂点を崩さないようにすることが大事です。
フレットサイドもしっかりと丸め、プレイアビリティを高めます。
続いてナット交換。
フレットサイズが大きくなったので、交換は必須です。
元のナットがガチガチに固定されていました。
ナットを掴んで外そうにもバキバキと割れてしまい、過去に例がないほど手こずることに・・
溝の深さを慎重に調整し、ナットを整形したら完成です。
溝の深さが高過ぎると弦が押さえ辛く、音程もシャープしてしまいます。
逆に低すぎると開放弦でのビビリに繋がります。
バランス良く綺麗に仕上がりました。
ナットも新しくなったので、これから先、長く愛用していただけると思います。
以上、フレット&ナット交換でした。
暫く使っていなかったギターやベースのメンテナンス、ピックアップ交換などのカスタマイズなど受けてけております。
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