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さいたま自死遺族の集い*星のしずく

第10回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

2021.03.14 04:29

雨の降りしきる中、ときおり雷が鳴り響く春の嵐、生憎の空模様に加え時短要請付きの緊急事態宣言も続いておりましたが、第10回 星のしずく*自死遺族の集いを、武蔵浦和コミュニティセンターで開催しました。


参加者は18名、うち初参加の方は3名でした。


自己紹介で一巡後は、ソーシャルディスタンス対策も兼ね、広めの集会室2つを使い、5グループに分かれてのわかちあいになりました。


事後間もない方から、

小刻みな睡眠で大切な人の事ばかり考えてしまう。

想像を絶する苦しみと絶望感。


ときに怒りがこみあげてしまう。

(多くの人を悲しませ、迷惑をかけたこと)


現実感がない。

感覚にベールがかかっている。

この辛さは今後どうなっていくのか。


時間の経った方にとっては、同じ心境だったことを思い出させ、経験者だから理解できるお話。


悲嘆による苦しみへの対処法。

心に効く薬とは。

ケースバイケース。

心療内科の薬についての考え方、意見交換。


遺品整理について。

(夫婦間、家族間での考え方の相違)

納骨についての考え方。


同じ家族でも、まるで違うその後の日常から見られる様子。


スピリチュアル的な事。

知りたいことはただ一つ、向こうの世界で幸せに暮らしているのかということ。

前世への高まる興味。

死生観の変化。


仏教の自死についての捉え方について。


発見時の状況。

(記憶に刻まれた警察の理不尽な対応、事務的なだけの対応etc.)


どんな人だったか、故人について。

遺書の有無。

原因を考える。

それぞれの自責の念を聴き合うことでの新たな気づき。


近づくお彼岸に纏わる、複雑な思い。


東日本大震災についての、捉え方の変化。


事後から時間を経て出来る事やれる事が増えていくのと同時に、無理な事であるとの判断基準も明確になってきた、遺族サバイバーの智慧。



今回もノンストップ、予定時間を過ぎても喪った大切な人に纏わる話題は尽きることなく膨らんでいきます。

悲しい話題でも、悲愴感だけでなく笑顔が溢れる時間を共有できるのは、私個人としてもとても有り難く、心の風通しを良くし、カビが生えるのを防いでくれるように感じました。

参加者の皆様ありがとうございました。

そしてお疲れさまでした。


 * * *

次回【第11回 集い】は4月3日(土曜日)、4月4日(日曜日)の二日間、オンライン開催になります。

※要予約になります。

開催日前にミーティングURLを送信させていただきますので、お気持ちが向きましたら参加ご予約を。

(^-^)お待ちしています。


◆自死遺族の集い

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