1.偽日記
1.とつけたのは、10回ぐらい文章を書きたかったからだ。数字を冒頭につければ、少しは自分を追い込めるだろうという寸法だ。
なんで10回ぐらい文章を書きたかったかと言えば、そもそも私は自分の文章が好きじゃないからだ。10回ぐらい書いてる内に、ひょっとしたら自分の文章にも見慣れてきて、自分の文章への嫌気も減るのではないかと思っている。どうだろうか。なにはともあれ、まずはあと9回だ。
最近誕生日をむかえた。誕生日の前後に、自分に誕生日プレゼントをたくさん送った。ずっと据え置きのゲーム機がある人がちょっと羨ましかったので、Switchとゲームとかわいいケースを買った。服も買ったし(今っぽいシルエットの服をようやく手に入れた!)、漫画も中古で買ったし、ケーキも良いやつを買った。折りたたみキーボードも買った。アホみたいかもしれないが、ハリー・ポッターでダドリーが誕生日に山のようにプレゼントを貰っているのを見て、憧れていたのだった。やってみて分かったこととしては、ケーキを自分で買うと結構せつないということだ。
この年の目標としては、もうちょっとうまく生きていけるようになりたい。普段のストレス値をそこそこ下げるように気を配っていきたいし、詰め込みすぎないようにしたい。親からあなたは体力がないのだからとうるさく言われて、無能みたいな気持ちになってちょっと悲しい。
生きてて何か、上手くなっているだろうか。あんまり分からない。なにもかも上手くできていない気がする。春は季節の変わり目みたいな存在で、温度や気圧にぐちゃぐちゃに揉まれていると、躁鬱をかるくやっている気がする。
今日はメンタルがあまりよくなくて、死をサジェストしてくる存在を感じた。久しぶりだ。名がいるなら、断罪者という名前が似合いだと思う。断罪者は白い腕を持っている、と思う。断罪者は私のことを愛しているようには到底思えないため、私は嫌うことしかできない。