「なんで人と同じになりたいの」という講師の言葉
2016.11.04 15:00
教室で、こんな会話が繰り広げられていました。
今度、休日に模試を受けに教室へ来ることになった中学生のYさん。
どうやら服装にお悩みのご様子。
「みんな制服で行くんですか?私服ですか?」
聞かれた講師は制服をオススメしていましたが、
Yさんどうやら午後から私服でどこかへ行く予定があるらしく、
じゃあリュックに私服を詰め込んでいこう!という話になっていました。
※もちろんその模試の服装は、制服でも私服でもどっちでもOKです。
「どっちも持ってくるの面倒臭いなぁ…」と呟くYさんにお友達のHさんが驚きます。
「え?私服だけでいいじゃん」
Yさんはこう返します。「え?みんなと違うのいやじゃん?」
そこでHさんが一言。
「なんで人と同じ(服装)になりたがるの?」
※全然嫌味な感じじゃなくむしろ本当の疑問形で浮かべた言葉でした。
一瞬の沈黙の後、
「たしかに!」とYさんが笑い出しました。
Hさんはきょとんとしたままでしたが、
近くでその会話を聞いていた私も、
いい言葉だなぁと感心してしまいました。
なんで人と同じになりたがるの?
顔も、服も、性格も、生まれた場所も、
何もかも違う僕らが、
同じになりたがるのは、なぜでしょう。
仲間外れが嫌だから?人と違うのが怖いから?
そんな考えが出てきてしまうのは、
もしかしたら大人の私たちに原因があるのかもしれません。
人と違うって、本当はとっても素敵なことだよ。
そう堂々といえる大人でいよう。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
個性、大事に。