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欧州遠征2015夏-2-

2015.09.14 13:57

イスタンブールからいよいよ西欧に向けてヨーロッパ横断の開始。まずはソフィアまで夜行列車。なのだけど、いきなり波乱の幕開け。

ユーレイルパスで割引で寝台予約しに行ったら駅員、「ノーリザベーション、国境までの代行バス(トルコ国内は工事中のため運休中)は10時だ」と。いやいや寝台で予約要らない訳が無いのだけど、、、とその時点で不安に駆り立てられつつソワソワしながら10時を待ち、結局予約は要らなかったのだけどとりあえずバスに乗車。深夜2時には国境駅に到着。パスポートコントロールを済ませてやってきた列車は何と寝台のない座席者一両編成。ここでやっと「ノーリザベーション」の意味を悟る。そうなんだったらそう言ってくれよ駅員。

一両編成の座席夜行国際列車はプロヴディブで終わり、2時間待ちで乗り継ぎをすることに。そして乗り換えた列車はブルガリア領内の工事により終始低速走行、挙句工事車両に道を譲るなど訳のわからない停車を繰り返し、現地人ですら疲労困憊の雰囲気で一杯ななかソフィアには結局トータル6時間遅れで到着。19時間、寝台でもないのに異常に長い移動に疲れ果ててこの日は宿に直行、そのまま夜までバタンキュー。宿自体は朝飯はもちろん晩飯まで付いてくる素晴らしいお宿だったとか。有名なとこだけあって日本人もこの日は知る限りで4人宿泊。彼らと喋ってたら気付けば夜遅い時間になってて驚いた。

翌日はソフィアの街を歩き回って過ごす。撮り鉄でもしたいところではあるが100点満点の曇り空、こんな時はいっそ旧ソ連東側の雰囲気を探して回るに尽きる。

東欧は治安が悪いという話を良く聞く。今回行ったブルガリア・ソフィアもその例外ではなく駅周辺は治安が悪いので長居はしないように、などと歩き方にも記載されるほど。

でも実際はそんな事無い平和な街だった。人はお互いにそれほど強く干渉する事はなくほどほどに接し合い、写真を撮っているとわざわざ構図に入らないように待ってくれたり、交差点では車が人を待ってくれたりもする。それは日本ほどではなくとも日本の文化に似た所が多く、ソフィアがとても居心地良く感じる理由だった。

目立った観光地も無い、観光には不向きな場所。ソフィアという都市自体も首都であり100万都市というわりには札幌の都市規模にはほど遠く良くて旭川、妥当な線が函館と同レベルの都市と言うべきか、そんな程度のしょぼい都市。

でもその居心地の良さたるや、ヨーロッパでは1,2を争うレベルじゃないかと。

日本人もよくお世話になっているブルガリアヨーグルトの国。ヨーグルトはまさにあのブルガリアヨーグルトだし、他の食べ物にしても日本人好みのちょっとあっさり目の食べやすい味。

どこまで日本に似ているのかってくらい色々な所で日本との共通点を感じたソフィアでした。