祝! えちごトキめき鉄道「えちご押上ひすい海岸駅」開業!
2021年3月13日(土)
えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン 糸魚川⇄梶屋敷間に「えちご押上ひすい海岸駅」が開業した。
新駅は両端の「糸魚川駅」から1.6Km、「梶屋敷駅」から2.7kmの場所(糸魚川市押上2丁目)に新設された。
新駅周辺には住宅地が立ち並ぶが、4.3kmと市街地としては比較的長い区間である。
《例 直江津駅〜春日山駅 2.8km 直江津駅〜高田駅 6.7km》
周辺には、糸魚川高校や糸魚川地域振興局・糸魚川総合病院などが存在し、地元住民にとって、必要不可欠な駅となる事は間違いないだろう。
新駅設置要望は住民らにより、JR北陸本線の時代から長きに渡り存在したが、技術的な問題などもあり実現に至らなかった。
その要望が、えちごトキめき鉄道へと引き継がれ、ようやく長年の要望が実り、利用者・沿線住民の利便性向上を図る為、新駅設置に至ったのだ。
新駅の名称について、市民などに公募をしていたが、応募総数500件以上の応募を参考に決定した。
「観光的な要素。地域性、路線名などを盛り込んだ」
「地元に愛され、全国に発信できる様に、会社名と路線名を入れた」との事だ。
観光的要素として、糸魚川の日本海に広がる「ヒスイ海岸」もほど近い為、需要が見込まれるる。
「押上」といえば知っての通り、東京都 京成線・東京メトロ「押上駅=東京スカイツリーの最寄駅」を思い浮かべるだろう。
一方で、新潟県糸魚川市 えちごトキめき鉄道「えちご押上ひすい海岸駅=ヒスイ海岸の最寄駅」というイメージを、多くの方々に知って頂きたいと願う。
ちなみに新駅開業に伴い、新潟県内で一番長い駅名になる。
【えちご押上ひすい海岸】(10文字)
えちごおしあげひすいかいがん(14文字)
【上越国際スキー場前】(9文字)
じょうえつこくさいすきーじょうまえ(17文字)
平仮名になると、まだ、「上越国際スキー場前駅」がその座を譲らない。
「地元住民に愛され、行ってみたいと思う駅!」
2020年3月に開業した、山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」が良いかもしれない。
インパクトのある駅、それこそ行ってみたい駅。これが令和時代、新駅の名称に必要なのかもしれない。
糸魚川市は新潟県の最南端、富山県と隣接し、首都圏や関西圏からもアクセスしやすいのが特徴の街であり、北アルプスへの玄関口である。
海・山に囲まれ、温泉やグルメも満喫でき、数多くの絶景も有する「ユネスコ世界ジオパーク」に認められた「糸魚川ジオパーク」だ。
また、現在は「鉄道のテーマパーク」として発展もしている。
糸魚川駅に隣接する「糸魚川ジオステーション ジオパル」には、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の実物大模型や「SLくろひめ号」の展示などを積極的に行い、全国的にも話題を呼び、多くの鉄道ファンや地元住民で賑わう。
また、開業に合わせ、キーホルダーなどの記念グッズも発売され、地元住民・鉄道事業者と共に開業ムードを盛り上げている。
新駅開業をきっかけに「えちごトキめき鉄道」「糸魚川市」が、「鉄道のテーマパーク」として全国的に発展して欲しいと願う。
(能生地区はカニで有名!)
《えちごトキめき鉄道》
2015年(平成27年)北陸新幹線 長野ー金沢延伸開業に伴い、並行在来線として経営分離し設立した、新潟県や沿線自治体が出資する第3セクター「えちごトキめき鉄道」
新潟県内の並行在来線区間、旧信越本線・旧北陸本線 2線の運行を担い運行している。
《旧信越本線(JR東日本) 直江津ー妙高高原 ▶︎ 妙高はねうまライン》
《旧北陸本線(JR西日本) 直江津ー市振 ▶︎ 日本海ひすいライン》
地元に密着した鉄道事業者として、地元住民に愛され、地元住民の足として活躍している。
リゾート列車「雪月花」をはじめ、他の鉄道会社には無いイベント列車(夜行列車体験号・酒匠列車など‥)人気を博しており、全国各地ファンから訪れる。