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祝! えちごトキめき鉄道「えちご押上ひすい海岸駅」開業!

2021.03.15 14:47

2021年3月13日(土)

えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン 糸魚川⇄梶屋敷間に「えちご押上ひすい海岸駅」が開業した。

新駅は両端の「糸魚川駅」から1.6Km、「梶屋敷駅」から2.7kmの場所(糸魚川市押上2丁目)に新設された。

新駅周辺には住宅地が立ち並ぶが、4.3kmと市街地としては比較的長い区間である。

《例 直江津駅〜春日山駅 2.8km 直江津駅〜高田駅 6.7km》

周辺には、糸魚川高校や糸魚川地域振興局・糸魚川総合病院などが存在し、地元住民にとって、必要不可欠な駅となる事は間違いないだろう。

新駅設置要望は住民らにより、JR北陸本線の時代から長きに渡り存在したが、技術的な問題などもあり実現に至らなかった。

その要望が、えちごトキめき鉄道へと引き継がれ、ようやく長年の要望が実り、利用者・沿線住民の利便性向上を図る為、新駅設置に至ったのだ。

新駅の名称について、市民などに公募をしていたが、応募総数500件以上の応募を参考に決定した。

「観光的な要素。地域性、路線名などを盛り込んだ」

「地元に愛され、全国に発信できる様に、会社名と路線名を入れた」との事だ。

観光的要素として、糸魚川の日本海に広がる「ヒスイ海岸」もほど近い為、需要が見込まれるる。

「押上」といえば知っての通り、東京都 京成線・東京メトロ「押上駅=東京スカイツリーの最寄駅」を思い浮かべるだろう。

一方で、新潟県糸魚川市 えちごトキめき鉄道「えちご押上ひすい海岸駅=ヒスイ海岸の最寄駅」というイメージを、多くの方々に知って頂きたいと願う。

ちなみに新駅開業に伴い、新潟県内で一番長い駅名になる。

【えちご押上ひすい海岸】(10文字)

  えちごおしあげひすいかいがん(14文字)

【上越国際スキー場前】(9文字)

  じょうえつこくさいすきーじょうまえ(17文字)

平仮名になると、まだ、「上越国際スキー場前駅」がその座を譲らない。

「地元住民に愛され、行ってみたいと思う駅!」

2020年3月に開業した、山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」が良いかもしれない。

インパクトのある駅、それこそ行ってみたい駅。これが令和時代、新駅の名称に必要なのかもしれない。

糸魚川市は新潟県の最南端、富山県と隣接し、首都圏や関西圏からもアクセスしやすいのが特徴の街であり、北アルプスへの玄関口である。

海・山に囲まれ、温泉やグルメも満喫でき、数多くの絶景も有する「ユネスコ世界ジオパーク」に認められた「糸魚川ジオパーク」だ。

また、現在は「鉄道のテーマパーク」として発展もしている。

糸魚川駅に隣接する「糸魚川ジオステーション ジオパル」には、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の実物大模型や「SLくろひめ号」の展示などを積極的に行い、全国的にも話題を呼び、多くの鉄道ファンや地元住民で賑わう。

また、開業に合わせ、キーホルダーなどの記念グッズも発売され、地元住民・鉄道事業者と共に開業ムードを盛り上げている。

新駅開業をきっかけに「えちごトキめき鉄道」「糸魚川市」が、「鉄道のテーマパーク」として全国的に発展して欲しいと願う。

(能生地区はカニで有名!)


《えちごトキめき鉄道》

2015年(平成27年)北陸新幹線 長野ー金沢延伸開業に伴い、並行在来線として経営分離し設立した、新潟県や沿線自治体が出資する第3セクター「えちごトキめき鉄道」

新潟県内の並行在来線区間、旧信越本線・旧北陸本線 2線の運行を担い運行している。

《旧信越本線(JR東日本) 直江津ー妙高高原 ▶︎ 妙高はねうまライン》

《旧北陸本線(JR西日本) 直江津ー市振   ▶︎ 日本海ひすいライン》

地元に密着した鉄道事業者として、地元住民に愛され、地元住民の足として活躍している。

リゾート列車「雪月花」をはじめ、他の鉄道会社には無いイベント列車(夜行列車体験号・酒匠列車など‥)人気を博しており、全国各地ファンから訪れる。