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GO,JET!GO!GO!を観に行った。

2021.03.15 15:03

りなちゃんの出演する舞台、GO,JET!GO!GO!を観に馬喰横山のA-Garageへ行ってきた。

GO,JET!を観るのは、実に1年振り。

前回もりなちゃんを目当てに観に来た。

お客様を入れての公演が難しいということで、去年夏終わり頃に配信があり、厳密に言えばそれ振りとなるのかも。

音楽のライブも、この1年で配信がポピュラーになりつつある。

私は、配信ライブがあまり得意ではない。

どこを観ていいのか、誰に言葉を向けていいのかわからなくて困惑してしまう。

カメラを介する事によって、それ自体が映像として成り立っているか否かみたいな部分が如実に出てしまう所為もあるんだろうなと思う。

ライブという行為を切り取ってそのまま伝えるというのは、なかなか簡単なことでは無い。

私達は目の前にいる人たちに、自分の持っている伝えたいものを精一杯ぶつける。

そのまま撮っただけのものを画面の向こうの人たちに観せるというのは、利き手と反対の手で文字を書いて伝えるとか、4倍の長さの箸で納豆を混ぜるみたいな感じがする。

どうしても歪で、不自由になってしまう。

一概には言えないし、私の超個人的な意見。

勿論、配信ライブに否定的な訳では無い。

普段観に来れない遠方の方が演者に触れる機会にもなるし、たくさんの可能性を秘めていると思う。

しかし、カメラを用いて映像という形の作品になるということは、それを撮る人間の演出も、中身へ脚色的影響を及ぼす。

我々は曲という作品を実演しているが、"我々が実演しているライブを撮った作品"が配信ライブなのだろうなと思う。

当たり前の事を何度もこねくり回しているようだが、私としては、ひとつの映像として完成させられているMVやPVの方が、曲という作品を伝える術として合っているよなと思ってしまう。

固定カメラで撮られたライブ映像がYouTubeに上がっているのは、それはそれでなんだか安心して観る事が出来る。

単なる記録、という印象だからだろうか。

"配信ライブ"という文言に、どうしても違和感を覚えてしまう。

現時点ではそんな感じ。

これから関わる事も多くなるだろうから、少しずつ、私の中の違和感を解明していけたらと思う。

飲み物付きで観られるのがGO,JET!の嬉しいところ。

お酒とソフトドリンクが並んでいるとついついお酒を選んでしまうよね。

プリモという、ハワイアンラガービールにした。

苦めだけど後味スッキリで美味しい。

りなちゃんのお客様が、りなちゃんは上手側だよ!と教えて下さったので、1番後ろの上手側に座った。

もう少しで反対側の最前列に座るところだった。

ありがたや、ありがたや。

こちらは最後の撮影OKタイム。

オールディーズっぽいポップな衣装が可愛らしい。

今回のGO,JET!はZEROということで、一番最初の物語。

前回観たのを思い出して色々なるほどと観れて面白かった。

メインの3人が昔のスタンダードナンバーを唄って踊りながら物語が進んでいくのだが、今回は唄多めのような気がした。

良いですな。

りなちゃんの軽やかな踊り、素敵だなあ。

昨日の強風くらいだったら飛べるのでは、と要らない事を考えたりもした。

曲も英詞がほとんどなのにしっかり唄えていてすごい。

女の子が複数人で唄うのって、やっぱりいいなあ。

前回ご一緒していたぽちさんも出られていて、面白いしかわいいし素敵だった。

本日が千秋楽。

帰り際、パーテーション越しにご挨拶。

りなちゃん、本当におつかれさまでした。

素敵なステージを観れて、本当にありがとうだなあ。



思い返せば、1年前。

前回のりなちゃんのGO,JET!を観に行った時の私は、冗談抜きで廃人状態だった。

駅に行くのがやっと、改札を通るのがやっと、そもそも歩くことさえやっと、みたいな極限状態。

ずるずるすり足で身体を運んで向かってはいるが、気を抜くとすぐに涙が出てきてしまった。

それでも観たいと思って出向いて、受付でドリンクを聞かれ、いつもの癖でカールスバーグの瓶ビールを注文。

席に座って口にしたけれど、胃液が込み上げてきて、終演までに呑み干すのがやっとだった。

今回は感染症対策で無かったが、以前までは食べ放題のポップコーンがあった。

普段だったら食べ放題なんて大喜びで食べるのだけれど、どうしよう食べなくちゃでも私食べていいのかな食べられるのかなとかグルグル考えて泣きそうなのを必死で堪えていた。

今となってみれば、食べ放題のポップコーンで泣きそうになるなんて考えられないし、本当に心の病気の末期だったんだなと改めて思う。

家で泣き続けているせいで顔が浮腫んで頭がぼーっとしていて、それでも、舞台で踊って唄っているりなちゃんはキラキラ輝いてた。

笑顔を作って観れない、良いお客さんになれない自分が歯痒かった。

でも座ってじっと観ているのが精一杯で、心の中でかわいいなあと思っていた。

今思えば、お客さんなんだからただ観ているだけで充分だったのに、と思う。

私は少し、勝手に義務とか責任を感じ過ぎる。

今日と同じように、舞台が終わってりなちゃんにご挨拶して帰った。

あれが1年前。


この1年は、今までの私と比べたら、全然華やかじゃない1年だったと思う。

ライブを極端に減らした。

人付き合いも極端に減らした。

SNSやインターネットでの交流も激減させた。

最近はお酒の量まで減らし出した。

昔の私が見たら、なんて味気無い人生なんだと思うかもしれない。

でもこの味気無い1年のお陰で、私の心は見違えるほど彩りを取り戻した。

1年前と同じ場所に来て、そんな事を思った。

瓶ビールはとても美味しかった。

りなちゃんの唄と踊りを観ていたら、自然と笑顔が溢れてきた。

手拍子をしていた。

この1年は、良い1年だったのだな。

一緒に川崎大師へお祓いしに行ってくれたり、CD発売イベントにクリスマスライブ、熱海キャンプも一緒に過ごしてくれたりなちゃんには、感謝してもしきれないや。

しんどい時、周りにいてくれた全ての人に、ありがとうの気持ちを返していけたらいいな。

まずは自分が、油断しないで元気でいなくちゃだ。



馬喰町の日高屋で、ビールとラ餃チャセットを食べてから帰宅。

日高屋久しぶりに来たけどすごく美味しかった。

たまには外食も良いものだね。

お酒や食べ物を美味しく口に出来るのって、本当にしあわせなんだよなあ。

今日はとても良い一日でした。

まる。