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kojinkai

環境と意識の掛け算。

2021.03.16 01:00

今年の中1は、私立でも十分

上位を張れる実力を持ちながら

公立に進学した子が

多かった年でした。

特奨とれている子もいましたし。


公立にも色々あり、やはり

そこを外したくて受験する子も

それなりにいるというのは事実です。


私はちなみに、

中学受験は推奨しますが、

よほど親御さんが行かせたいとか、

子どものやる気がかなり高いとか、

理由がなければ公立を勧めます。


結局環境と子どもの意識との

掛け算でしかありませんし、

やる気がなければ

徒労と経済的負担が

意識されるからです。


佐賀西は、中学受験期に

標準模試で8割を超え、

コンスタントに中学で

努力すれば受かる学校です。

上位も望めます。

私にとっては、ほとんど

6年の時の学びの経過を見ていますと

どうなるかが分かってしまいます。


結論から言えば、

分かったという感覚への

詰めが浅く、さらっと

流しながら学ぶ子は

トップ校へは合格しません。

伸び悩む子は、適当か、

あるいは生真面目かの2択です。


分かるためには手段を選ばないし、

時間も度外視する、それくらいの

迫力がある子は、もう桁違いです。


どの学校へ行っても引っ張りだこなのは

そういうタイプの子です。


分かるまで粘らず、

明日でいいやと思い始めた

その時点でゆるやかに

下降は始まります。


今日解決しないと眠れない、

それくらいの気合いがあるからこそ、

今日分からなかったことを

明日どうしようか?という

計画性が芽生えますし、

その連続がその子の学習習慣を

形成して行きます。


本当の学習習慣とは、

しなければならないこと、

つまり、与えられたことを

消化することではなく、

与えられたものを完全な

ものにするための広い

計画性を自分の中に

持つということなのです。


進学校がどうこうよりも

その子がどうあるのかが重要。

それを示してくれている学年の一つが

中1の学年なのだと思っています。