ROXY
ビーチカルチャーとアクティブライフスタイルを愛する女性のためのブランドROXY
カリフォルニアを中心に、アクティブなライフスタイルを愛する女の子たちから「女の子のためのビーチウェアが欲しい」という声が高まり、1990年に誕生。世界トップクラスのライダーが体現する女性アスリートとしての一面と、フェミニンなファッション性を融合したスタイルを同じに提案するROXYは、ビーチからタウン、そしてスノーシーンまでそのフィールドを拡大。ブランドのパーソナリティーをFUN AND ALIVE(楽しく、いきいきとした)、NATURALLY BEAUTIFUL(飾らない美しさを持ち)、DARING AND CONFIDENT(勇敢・大胆で自信に満ちあふれた)とし、ポジティブなパワーを持った女性たちと共にROXYは生き続けます。
ブランドヒストリー
1989年頃、男性を中心にそれまで爆発的だったサーフブームが落ち着きを見せていた時代、ボブ・マックナイトとダニー・ノックは女性のボードショーツの可能性を感じつつも、その世界への一歩を踏み出せずにいた。その頃ボブ・マックナイトは、ハワイのセールスマンであるメル・マツイからハワイでは男性用のボードショーツが女性サーファーに飛ぶように売れているという情報を得た。 ボブ・マックナイト、グレン・モンカータとデザイナー、ソニア・カスパリアンは自分たちの目で確かめるため、1994年にハワイのパイプマスターズへ訪れる。そこで3人は衝撃的なシーンを目撃することになる。なんと2人の若い女性サーファーが男性用のボードショーツのウェスト部分をロールダウンして水着を見せながら歩いていたのだ。そのシーンは女性のサーフ、ファッション、ライフスタイルが融合したセクシーでヘルシーな女性独特の美しさを感じさせる出会いだった。 ちょうど同じ年にROXYのサーフチームの第一人者であるリサ・アンダーソンが世界初タイトルを獲得し、ここからブランドが一気に加速していく。メジャーファッションブランドとして成長するためにニューヨークへ進出することを決めたROXYは、ブランドの世界観を表現するVIBE BOOKを制作。この本はサーフガールのライフスタイル、ファッションを切り取ったもので、サーフシーンをジェフ・ホーンベイカー、ライフスタイルとファッションシーンをデュウイー・ニックスが撮影。当時の広告ビジュアルは通常、ポーズをとって撮影するものばかりだったが、ROXYの撮影はあくまでも自然体がテーマ。ポーズをとらない、カメラに視線を合わせない、というまるでサーフガールの楽しい日常を切り取ったかのような1冊の作品に仕上げた。この方法は当時とても斬新な方法だったが、ROXYにとってはブランドを表現する上で必要不可欠であった。それまでに表現されたことがなかった女性のサーフシーンとライフスタイルの一部であるファッションシーンを初めて融合させたものがROXYのVIBE BOOKだった。このVIBE BOOKの影響もあり、ROXYブランドは一気に有名に押し上げられ、サーフガールのファッションが一世を風靡。その証拠に1998年~1999年には有名メゾンがボードショーツやパレオをこぞって発表したのは有名なストーリーとして記憶に残る。
ROXYは1995年に世界のサーフィン界では初となるレディース世界プロサーフィン大会をハワイのノースショアで開催し、2002年には女性単独の世界大会「ROXY PRO FIJI」など、合計4つの世界大会をスポンサードするなど、女性サーファーのコンペシーンも精力的に貢献している。
サーフガールとスノーガールのライフスタイルは非常に相通ずるところがありROXYにとってサーフシーンからスノーシーンへ足を踏み入れることはごく自然の流れであった。ROXY EUROPEを中心にはじまり1998年の長野オリンピックでは銀メダルを獲得したスティン・バーン・カルダスなどをチームライダーとして迎えた。現在では女性のための世界スノーボード大会を2大会サポートしている。
ROXYは今日に至るまでサーフ、スノー、そしてアクティブライフスタイルを体現しているリアルなROXYガール達によってリードされ共に成長し続けている。そしてROXYにはこれからも自然体で美しく、ヘルシーで、楽しいROXYガールのライフスタイルに寄り添い共に生き続けていく。