【ビジネス・芸能ニュース】　平成二十八年十一月二日に神奈川・横浜にて、日産（7201.T1）は同日に全国発売となった新パワートレイン「ｅ‐ＰＯＷＥＲ」搭載の『新型ＮＩＳＳＡＮ　「ＮＯＴＥ　ｅ‐ＰＯＷＥＲ」発表披露会』を開催した。共同最高経営責任者の西川廣人は、「これまで培ってきた電気自動車の技術を駆使した、日産ならではの新たな電動化技術のご提案です。」と述べ、本発表会を機に日本市場での同社の存在感（プレゼンス）を上げていく意志をみせた。

報道現在で燃費が競合他社を上回る新社の新パワートレイン「ｅ‐ＰＯＷＥＲ」は、駆動方式の一つ。搭載エンジンで発電し、電力を利用して走行する。加速性と静粛性がポイントだ。ガソリン給油で外部からの充電が要らない。４ＷＤも用意する。この技術は同社が十年を投資して開発したもので、自動車業界における“エポック（新しく画期的な時代）”的と位置付けた。特に値段を気にし、二つのグレードで二百万円を切った（メダリスト以外）。最低価格は、およそ百四十万円だ。

＜世界ブランドランクで四十三位に＞

　ゲストの柳沢慎吾は、「瞬発力、良いでしょ。ベタ惚れだね。時代は動いているね。変わっているんだよ、やっぱり。」と絶賛。柳沢は今迄で十台以上も車を乗り換えてきた。その経験より、新車の足回りや加速感、減速時の反応を的確に褒めた。また「乗っていても疲れない、っていうのが良い。女性にも良いんじゃないですか。」と女性ドライバにも推奨し、一回の給油（満タン）でどの程度まで走行できるかについて言及。千㌔前後も走行でき、値段の低さにも驚いた。

五日に発表された「ベスト・グローバル・ブランド二〇一六／英インターブランド」において、同社は世界ブランドランクを昨年の四十九位から四十三位に上昇させた。ブランド価値は一．一兆円と算出。本年の成長率で四位となった。評価ポイントは、ブランド認知度の向上策だ。それは「ゼロ･エミッション」「ゼロ･フェイタリティ」の未来を実現する為のビジョン「日産インテリジェント・モビリティ」というストーリだった。本ビジョンは商品進化の指針であり、運転の楽しの更なる追求と同時に、車のエネルギ使用や走行性、社会との繋がりという三領域についての考え方を明確化したものだ。同社の重要な意思決定の根幹となる。日本代表級である同社の進化が、世界から期待されている。

『新型NISSAN「NOTE e-POWER」発表会／日産（7201.T1）』

画像提供：日産

記事：金剛正臣