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輸入ビジネスencyclopedia

輸送、保険、通関はすべてプロに丸投げすればいい

2016.11.12 06:05

でも、具体的には、どうやって契約した商品を日本に輸入すればいいの?



初めて輸入ビジネスに参入した方なら、チンプンカンプンに違いない。

貿易条件というのがあるのはなんとなくわかったけれど、いったい、誰にどうやって頼めば、自分の商品を運んでくれるのかわからない、というのが本音だろう。



大丈夫、問題ない。

国際運送人であるフォワーダー(海貨業者)の登場である。



メーカー側と貿易条件を取り決め、インボイス(請求書)があなたの元に届く。

そこで次にあなたがすべきは、この請求書をフォワーダーに渡し、「この商品を持って来てください」とお願いするだけのことなのだ。



フォワーダーとは、荷主から貨物を預かり、他の業者の運送手段(船舶、航空、鉄道、貨物自動車など)を利用して運送を引き受ける専門の事業者である。

一般的には貨物利用運送事業者のうち国際輸送を取り扱う専門業者を指す。



ネットで「フォワーダー」と検索してみてほしい。フォワーダー業務を営む会社はずらりと出てくるし、小規模の輸入ビジネスにも対応してくれる。

もちろん、私にご連絡いただければ紹介も可能だ。



つまりあなたは、日本のフォワーダーに、面倒な海外からの輸送、保険のすべてを一括して任せてしまえるのである。



費用のすべては一旦、フォワーダーが立替払いしてくれ、後から一括して代金を払うという形が多い。

保険会社や運送会社に連絡を取って、交渉し、それぞれに支払うなんて面倒なことは、あなたはしなくてもいいのである。


少し、ほっとしたのではないだろうか?

また、通関はどうなっているの?

こんな疑問も出てくるだろう。



基本的に、関税等を納税する通関業者と荷物を運ぶフォワーダーは別会社である。

しかし、今は、通関まですべてフォワーダーがやってくれるケースが多いのだ。

さらに今は、通関後の国内発送まですべてやってくれる業者もある。



保険についても相談に乗ってくれる。

要は、海外からこちらに商品がやってくるまでのプロセスをあなたは丸投げできるのだ。

通関についてはまた別途の機会にお話しすることにしよう。



輸入ビジネスは物販である。

大事なのは、売れるモノを見つけることと、実際に売ることだ。



あなたはその2つだけにエネルギーを注ぐべきなのである。

その間にある面倒なことは、すべてプロに任せればいい。



輸入ビジネスと言うと、この輸送やら、保険やら、通関やらを心配して、尻込みしてしまう人が多い。

だが、これだけ面倒なことを一括してやってくれる業者が存在するとなれば、話はまったく別だろう。



私が、輸入ビジネスは海外の免税ショップで買い物をするのと同じ、と言ったニュアンスがだんだんわかってきていただけたのではないだろうか?



一見、面倒くさそうに見える――

この偏見が、逆に言うとこれだけうまみのある輸入ビジネスの世界でライバルが増えない理由であり、本書を手にしたあなたにとってみれば、最高の追い風になっているのである。


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