コーヒーストーリー No.6 from 船越俊宏
コーヒーストーリーNo.6「おいしい」の向こう側の世界
#想いをつなぐコーヒー
皆さん、初めまして!!北近畿・北陸エリア エリアコーヒーマスターを務めている船越 俊宏です。
エリアコーヒーマスターというのは、所属するお店や地域で、仲間のパートナー(従業員)やお客様に、コーヒーの魅力や楽しさを分かりやすく伝えるブラックエプロンバリスタです。
僕を含めて16名のエリアコーヒーマスターが全国で活動しています。
普段は福井県の店舗のみんなと一緒に、地域のお客様のコーヒー生活を充実させる為のお手伝いをしています。
自分たちが楽しんでいるからこそ、お客様にも伝わる!と考えているので、まずは自分たちがコーヒーを楽しめるよう、色んな抽出方法に挑戦したり、コーヒーの銘柄当てをパートナーと一緒に楽しんだりしています。
そこで生まれる会話や表現からお互いに学びつつ、コーヒーに触れる機会を増やす事で、コーヒーっておいしい!楽しい!と感じられるよう工夫しながら学んでいます。
さて、このブログでは毎月20日に僕たちエリアコーヒーマスターが、一杯のコーヒーに込められた多くのストーリーをつないでいきます。
突然ですが、これを読んでくださっている皆さんはコーヒーは好きですか?
僕はこのブログで、「おいしい!」の向こう側にある素晴らしい世界を知ることの楽しさを伝えられたら、と考えています。
今回はコーヒーですが、お茶やチョコレート、はたまたワインやフルーツなども僕たちに届く過程に魅力的でわくわくするストーリーが存在しています。
そんなストーリーをかみしめながら味わうコーヒーは、きっと今までになかった楽しさや喜びを、日常にもたらしてくれると信じています。
そしてこのブログがそのキッカケとなれればうれしいです!
それでは、皆さんにクイズです!
◎ETHICAL COFFEE QUIZ◎
スターバックスの持続可能なコーヒーの取り組みに、これまでに約何人のコーヒー生産者が参加したでしょう?
1.約10万人
2.約50万人
3. 約100万人
答えは・・・・「3.約100万人」です。
この、「スターバックスの持続可能なコーヒーの取り組み」というのはスターバックスの「C.A.F.E.プラクティス」という取り組みのことです。
いきなり出て来たC.A.F.E.プラクティスという言葉ですが、これはスターバックスが世界のコーヒー農家の方たちと共に実施している取り組みです。
コーヒーのおいしさだけでなく、経済面・栽培方法・品質のサポートや地域社会をよくするための取り組みも含めた一大プログラムです!
その取り組みに参加してくれた方が、いまでは世界に100万人いるそうです。僕が現在住んでいる福井県の人口は約78万人です。
それをはるかに上回る人たちが関わってきたのを知ってすごくびっくりした思い出があります。
この取り組みを通じて、農家の方の収入が増加する事に貢献できるのはもちろんのこと、地域に学校ができたり、病院ができたり、森が守れたり、きれいな飲み水が飲めるようになったりと、100万人の方たちと共に様々な変化を起こしてきました。
僕は、このC.A.F.E.プラクティスを伝えるときに、「おいしいコーヒーを楽しみつづけるためのサイクル」と表現しています。
生産者の方への支援があり、そして改善と変化によって品質が良くなりコーヒーがちゃんと認めてもらえるから、その収入でまた新しいコーヒーが作れる。
C.A.F.E.プラクティスがあることで、スターバックスは常においしいコーヒーをお客様に用意できて、そしてそのコーヒーがあるからまたお客様がお店に立ち寄ってくれる。
そんな素敵なサイクルを作ってくれているのがC.A.F.E.プラクティスなんです。
僕はいま、頭をシャキッとさせたくてエスプレッソに砂糖をたっぷり混ぜて飲んでいます。
これは、エスプレッソローストという昔からある深煎りのコーヒー豆をマシンで濃く抽出したものです。
実はこの1杯のエスプレッソのショットはコーヒー豆で50粒。その大切さを感じながらこの一杯を楽しんでいます。
エスプレッソという飲み物単体では馴染みが薄いかも知れませんが、お店のラテやキャラメルマキアートなどに使われているコーヒーなんです。
苦いのが苦手な方は、エスプレッソ アフォガート フラペチーノ®もおすすめです。
エスプレッソの豊かな香りや味わいと共に、ミルクとホワイトチョコレートシロップの濃厚なコクと程よい甘みが楽しめますよ。
今日お話しした「おいしいコーヒーのサイクル」ですが、このサイクルのキッカケを作っているのはスターバックスを選んでくれている、お客様です。
皆さんが店舗に足を運んでくれるからこそ、このサイクルは回り続けていて、そして100万人の方たちの生活に豊かさを届けられています。
コーヒーは誰かの為に飲んだりするものではないですが、結果として誰かの為になっているなんて素敵じゃないでしょうか?
そしてその「誰か」に具体的なイメージが加わると、次の1杯がちょっと特別になると個人的に感じています。
想いの込められたものって感じられると、よりおいしく感じられますよね。
今回説明したC.A.F.E.プラクティスは、ちょっと真面目な面のストーリーでした。
生産地の文化や地理でもいいし、栽培や抽出方法も奥が深くて楽しいです。もっと身近な話題としてお菓子やケーキとコーヒーの組み合わせなんかも色々発見があって、親しみやすいですよね。
僕は、お客様がスターバックスに来てくれた時に、お客様の好きな形でコーヒーを好きになってもらえるようなお手伝いやおすすめができたらと思っています。
そして一緒にそのサイクルを回していければ、より素敵なコーヒーの未来がやってくると僕は信じています。
さて、皆さんにとって「おいしい」の向こう側の世界はどのようなものでしょう?
僕たちと一緒に探してみませんか?
次は4月19日に北東京エリアのエリアコーヒーマスター東本綾乃さんのストーリーです!