路上スイーツ01「バイン オン ラー ユア」
「売ってる人少ないけど、
絶対おいしいから見つけたら食べてみて」
と、ベトナム人の友人が言っていた
道ばたのスイーツ「バイン・オン・ラー・ユア」。
Banh → 粉もの料理の総称
ong → 管
la dua → パンダンリーフ
の意味で、
筒状の容器にパンダンリーフで色付けした粉を入れて蒸す、
見た目が春巻きのようなベトナムおやつです。
ワッフルやベビーカステラ(みたいなやつ)など
ベトナムの路上おやつは、
だいたい移動しながら売り歩いてるので、
ここに行けば買えるというのがないのですが、
この「バイン・オン・ラー・ユア」。
最近1度、ドンコイ通りとリートゥーチョン通りの
交差点付近で見かけ、
その翌日、パスター通りとリートゥーチョン通りの
交差点付近で見かけたので、
もしかしたら、この界隈をふらふら歩けば
見つけられるかもしれません。
ちなみに、見かけた2日間はどちらもおじさんでした。
さて、作ってるところを見ると、
① パンダンリーフで緑色に色づけされた粉を
漏斗を使って(上の写真の)竹の筒に入れ、蒸す。
② 蒸し上がった生地を棒で引き上げて、薄いクレープ生地の上にのせる
③ 蒸した生地を割って広げ、削いだココナッツの果肉をのせる
④ クレープ生地で包んでできあがり
といった工程のよう。
皿の上に並んだ完成品と、蒸す生地の原料となる粉。
「Banh ong la dua」1個 7000VND(約35円)
断面はこんな感じで、
ココナッツのシャクシャクした食感と、
蒸した米粉のもちもち感が楽しいおやつです。
噛んでいるとココナッツのミルクっぽいまろやかさと
ほのかな甘さがやってきます。
(ちなみに、ココナッツに混じっている茶色い部分は、
果肉の外の皮の部分。)
蒸し生地を色付け・香り付けしているパンダンリーフは、
東南アジアのスイーツやご飯によく使われていて、
その独特の甘い香りから「東洋のバニラ」と言われているそう。
もちもち、シャクシャクの楽しい食感と
ほのかな甘みを一度味わってみては。
【2017.2.23 追記】
先日、久しぶりに食べてみたところ、
1本食べきれないほど残念な仕上がりになっていました。。
味に迷いが出てるのか、、
あたり外れがあるかもしれませんので、
覚悟の上で挑戦してみてください( ノ゚Д゚)ノ
Banh ong la dua の屋台
たぶんリートゥーチョン通り界隈
たぶんおじさん