犬にまつわる故事・ことわざシリーズ
狆が嚔(くしゃみ)をしたよう
意味:狆のように鼻が低く、くしゃくしゃとしたさま。滑稽な顔を形容する語で「狆がくさめをしたようだ」などと使用されています。
なんて失礼な‼️ 狆は可愛いですよ💕
日本が原産の犬種とご存知でしたか?
Japanese chinと言われています。
詳しくはこちらを⬇️ 出典:ハピわんより
狆(ちん)は原産が日本となる犬種ですが、起源としては、はっきり分かっていないのが現状です。
その始祖犬が大陸からどうやって渡来したのか、諸説あります。
スペイン原産のスパニエルを始祖とする中国原産ペキニーズの流れを汲むとも言われています。 6?9世紀ごろに起源を発するように言われていますが、遣唐使が持ち帰ってきた説、 新羅の皇帝から聖武天皇に献上された説、仏教徒とともに大陸から渡来してきた説、などなど、 様々な説がありますが、真偽がはっきりしていません。
いずれにせよ、大陸側から日本へ渡来してきたのち、改良されていき今の形になったようです。
その後、江戸時代に入り、狆は大名や大奥を中心にして流行し、当時の上流社会の女性の間で、 手元で抱いて可愛がるための犬として人気が出ました。当時の歌舞伎や落語の中にも登場しています。
また、町民にとっては狆を飼うことがステータスになっていたようです。
「生類憐れみの令」で有名な5代将軍の徳川綱吉も、狆を飼っていました。
日本語の『ちんくしゃ』という、醜いものや不細工なものを形容する言葉は、 「狆(ちん)がくしゃみをしたような顔」という言葉を短縮したところから由来するという説があるようです。
黒船来航後の海外との国交再開後に、日本文化の海外への輸出に伴い、 狆も海外にもたらされるようになっています。
特に、ペリーが持ち帰ったとされる4匹のうち、2匹はイギリスのビクトリア女王の元に献上されています。
また、『狆(ちん)』という呼び名は、『小さい犬』という言葉が縮まったものだと言われています。
海外での呼び名は、19世紀には「ジャパニーズ・スパニエル」と呼ばれていましたが、 その後、呼称が改名され「ジャパニーズ・チン」になりました。