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【スキャフォールディング〜教育理論をピラティスに適用する】

2021.03.16 11:29

【スキャフォールディングって、何??】

3月8日、「pilates mentors of New York」

にて、ブレット・ハワード先生によるWS

「スキャフォールディング理論のピラティスマットへの適用」を受講しました。


写真左・ブレット・ハワード先生。

 ジョセフ・ピラティスの愛弟子・ロマーナ・クリザノウスカによるロマーナ・ピラティスの継承者。米国ピラティスアソシエーション教育部ディレクター。


右はパートナーのTetsuoさん。彼もピラティスインストラクターで、当日はモデルとしてご協力くださいました。



「Scaffolding(スキャフォールディング)とは?」


直訳すると、


👣足場👣。


ワークショップ中にも簡単に説明はあったのですが、より深く知りたくて調べてみました。


〜スキャフォールディングとは、子どもが新しい理解・概念・能力を発達させようとする とき、教師がおこなう「一時的」で「体系的」な支援=足場づくりのことを指す。〜

(早稲田大学院日本語教育研究科より)



〜スキャフォ ールディングとはあらゆる支援のことをいうので はなく,最終的に学習者を独力で同種の課題を達 成できるレベルへ向上させる特別なものである〜

   

ふむふむ。


〜そのとき、支援者は常に学習者がすでに一人でできることとまだできないことを把握する 必要があり、両領域の間に位置する最近接発達領域(心理学者ヴィゴツキーが提唱した概念: (ZPD:zone of proximal development)に おいて必要最低限のサポートのみ与えることによって学習者の学習意欲を促すことができるとさ れている。〜


ん?ZPD??


「発達の最近接領域(ZPD:zone of proximal development)」は、ロシアの心理学者ヴィゴツキーが提案した概念。一人で問題解決が可能な現在の発達レベルと、一人では解決できないが援助を得ることによって達成可能な発達レベルの間の領域を意味している。


たとえば、自転車の乗り方を練習するときの「補助輪」のように、最初は自転車に乗れないが、「補助つき」ならばできる。「補助つき」で試みを繰り返しているうちに、自力で(補助輪なしで)できるようになる。この「補助輪付」の領域をZPDと呼ぶ。〜


補助付き!わかりやすい!


必要な時は助かるけど、バランスとれるようになったら、邪魔でしかない🤣


「学習タスク中のスキャフォールディングの適用としては、単純なスキルの習得で編成する事も、動的で生成的なものにする事もできる」


はい、ここまでを私の脳🧠でまとめると..

「スキャフォールディングとは、物事を学習していくときに必要な「一時的」で「体系的」な支援・足場作りで、

その足場がどこからどこまで必要なのかを見極めて、必要なくなったら除き、足場の種類を変え、の繰り返し。これによって学習者はモチベーションや楽しみを保ちながらゴールまで成長できる!」


つまり、ピラティス の指導の中で、いつもやっている事なのでした!


同じ目的に対して、

イクイップメント(器具)を変えたり、補助を無くしたり、姿勢を変えたり、負荷を変えたり。


ヨガでも応用できますね。


そして、ブレットは、このコロナ禍でオンラインでもそれを伝えれるように、クライアント本人の「手」を"足場"に使う方法をたくさん教えてくれました。

道具や、触れる事、イメージを用いることも足場となりますが、


「過去と現在の感覚を深める」支援も、足場となるという言葉が出てきました。


自分の変化を知ること。

身体感覚を研ぎ澄ませるということ。


深いぃ。


そして、「足場」と聞いて思い出したのは、、


これです。

香港に行った時に驚いた、足場。竹で出来ています。


私が見つけた限り、香港中どこの足場も竹でした。これまで2回、香港に行きましたが、どちらとも、見かけました。


どんな高い場所でも、どんな大きなビルでも、です💦


まさに、必要最低限の、スキャフォールディング。


お手本ですね😆