悪意とこだわりの演出術
2016.11.06 01:54
悪意とこだわりの演出術、TBSプロデューサー藤井健太郎さんの本が面白かった。
映画作品が監督の手腕によって大きく変わるように、テレビ番組も演出家によって大きく変わる。こんな見方ができるようになったのもBAZOOKA!!!という番組の総合演出をする岡宗秀吾さんに出会ってからだ。番組の企画はもちろん、そのこだわりは使われる音楽や美術、ナレーションにいたるまで細部に宿る。
『水曜日のダウンタウン』『クイズ☆タレント名鑑』など、数々のバラエティ番組を手がけるTBSプロデューサーによる初の著書。 人気番組が生まれる背景、芸人の凄さのヒミツから、「ナレーション原稿もすべて自分で書く」こだわりの演出に宿る信念、 藤井ワールドの特徴でもある〝悪意〟の正体まで……。テレビ界、最注目プロデューサーがその「手のうち」を 余すことなく語った、ファンならずとも必読の一冊! 「本当に好きなことでしかその人の最大のパワーは出ないし、本当にやりたいことで突破していかなければ、 そこに未来はありません」。
これを読んだら「水曜日のダウンタウン」がもっと面白くなった。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575311545/hrhv-22