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Oimachi Act./おい街アクト

コンセプトが問われた時代。音楽にも映画にも。解かりやすい3枚を紹介

2021.03.18 03:00

コンセプト(concept)とは、基本的な物事の考える路線のこと。


何を伝えたいか、メッセージのテーマのこと。"コンセプト・アルバム"を今では余り考えないし、創らないミュージシャンが増えた。


アルバムを通して"コンセプト"を伝えたとしても、聴き手はアルバムを通して聴かない。

いい曲だけをとびとびで聴くから。

そんなレコード・アルバムを出しても、価値を解かろうとする音楽ファンが減った。


いや、音楽そのものに対する聴き方が変わったので、必要性をリスナーもミュージシャンもこだわることに見切りをつけた。


これを良い悪いは別にして、要するに作る意味を失わせてしまった時代の流れか(?)。


コンセプト・アルバムの代表をここに紹介しておくことは、意味が薄いかもしれないが、知っておくだけでも損にはならないだろう。

例えばこの3枚。



①マインド・ゲームス/ジョン・レノン

「ジョンの魂」、「イマジン」に続く

ジョン・レノンのコンセプト・アルバムがこれ。

いうなれば「愛が答えだ」。そこに理想郷を託したジョン・レノンの"ヌートピア宣言"が

コンセプト。

(73年発売)代表曲は「マインド・ゲームス」。

このアルバムではジョン・レノンは過激な

「ジョンの魂」から、大きく変わって

"優しさ、愛"のメッセージ。



②ロデオの恋人/ザ・バーズ

68年に発表したアルバム。

カントリーとロック、フォーク・ロックを融合させた。

ここでカントリー・ロックがアメリカに誕生した記念すべきアルバム。

グラム・パーソンズのロジャー・マッギンにけしかけた結果、この「ロデオの恋人」はその後のバーズへの飛躍へと繋がった。

クラレンス・ホワイト(G)、ジーン・パーソンズ(Dr)はこれからバーズに加入することになる。

そしてグラム・パーソンズ(V)もフライング・ブリトォー・ブラザーズを結成する。

これはアメリカ音楽の歴史的"名盤"である。



③ならず者/イーグルス

イーグルスのアルバムの中でコンセプト・アルバムとしては最高の秀作。


アルバム自体の売り上げは低かったが、これぞコンセプト・アルバムの出来映えが素晴らしい。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」よりも通にはこのアルバムは好かれている。

このアルバム制作時にはフライング・ブリトー・ブラザーズに在籍したバニー・リドンがいて、カントリー・ロック色強し。


コンセプト・アルバムを作り上げるには、ジョン・レノンのような思想的な転換によるメッセージ性が必要であるし、このバーズ、イーグルスのように音楽に対する思想的変換、チャレンジ性がなくては、素晴らしいコンセプト・アルバムは生まれない。