【GemForex攻略】EAの選び方
【はじめに】
まず先に、EAについて知りたいという方は、以下の記事をご参照ください。
ここでは、GemForexの無料EAを選ぶ際に参考になりそうなことを載せていきたいと思います。
これが絶対に正解ということではなく、そういう考え方があるんだなくらいに読んでみてください。
おすすめのEAだけ求めるわけではなく、
EAが儲かるのか知りたいという段階でもなく、
積極的にEAを知り自ら選びに行く方の役に立てればと思います。
【基本的な流れ】
EAを選ぶ手順は、おおよそ以下のような流れになるかと思います。
- EAの取引スタイルを決める(スキャルピングやナンピンなど)
- GemForexからEAを探す
- 見つけたEAをバックテストする
- バックテスト結果で判断する
- 結果が良ければ採用する
- 結果が良くなければ他の取引スタイルか、他のEAを探す
この流れがやりやすくなるような情報を記載していきます。
【EAの特徴から探す】
EAとひとことで言っても、実にいろいろな戦略があります。
GemForexでは、以下のようなアイコンでEAの特徴を分類しています。
特徴は、大きく上の5つと下の6つに分かれています。
上の5つとなる「利益重視」、「ドローダウンが小さい」、「取引回数が多い」、「平均Pipsが多い」、「運用期間が長い」に関してはどんな成果を出すかという特徴ですかね。
こちらは正直参考程度とし、鵜呑みにはせずバックテストでよく検証した方が良いでしょう。
すべてバックテストに勝る情報とはなりえません。
下の6つとなる「スキャルピング」、「デイトレード」、「スイング」、「長期トレード」、「ナンピン系」、「マーチンゲール」は取引スタイルの特徴ですね。
こちらは重要で、取引スタイルの異なるEAを組み合わせたり、
自分の好みの取引スタイルで検索したりと、EAを選ぶ際の最初の情報になります。
私のおすすめの取引スタイルはスキャルピングかデイトレードあたりです。
基本的にローリスクでLot管理もしやすいです。
ナンピン系とマーチンゲールのアイコンは覚えておきましょう。
基本的にハイリスクでポジションを多く持ちLot管理も難しく証拠金を溶かす可能性が高いです。
ただし、かなり緩めのマーチンゲールは成果を出す可能性はあります。
GemForexのEAページでは上記の特徴を持つEAを検索できるのですが、
ナンピン系を除外する、マーチンゲールを除外するというような検索はできないため、
このあたりを除外したければ自分でアイコンを覚えて読み飛ばします。
【人気順?成績順?】
GemForexのEAページでは、人気順のランキングや成績順のランキングが見られます。
また、この条件で並び順を変更して検索することもできます。
しかし、注意したいのがGemForexのおすすめとはまったく表現していないことです。
あくまでもユーザがダウンロードした回数等で人気が決まり、
人気順のランキングがある以上、人気の上位のEAは人気になり続けます。
成績順にもからくりがあります。
ナンピン・マーチンゲールのEAは証拠金さえあればとんでもない成績になります。
この成績順に反映されるデータがいくらの証拠金で運用した結果なのかが一切見えません。
証拠金不十分なんてことがない膨大な資金のデモ口座での運用の可能性があります。
このためナンピン・マーチンゲールのEAが成績順にたくさん居座ります。
成績順で上位にきたナンピン・マーチンゲールが人気順で上位になり、
人気順の悪循環で人気になり続ける傾向が多くみられます。
なので、人気順も成績順も目新しいEAを探す役には立ちますが、
採用の役にはほぼ立たない点に注意してください。
採用する場合は必ず自身でバックテストを実行し、
自分の用意できる証拠金で十分なEAかを検証し見極める必要があります。
しいて言うなら新着EAが私は一番気になります。
【バックテストで判断】
自分に合った特徴のEAをざっくりと見つけ出し、
必ずバックテストを実行してください。
私は10年程度のバックテストを行い、
グラフの推移と純利益とプロフィットファクタと最大ドローダウンを見ます。
グラフとは口座残高のグラフになります。
EAをテストした際に、時間の経過とともにどのように口座残高が動いたかがわかります。
このグラフが時間経過に対して右肩上がりになっていると良いEAと言えますね。
TariTaliのキャッシュバックを考えるなら、
横に推移していてもぎりぎり良いEAかもしれません。
純利益は総利益から総損失を引いた数値です。
EAに限らず、大抵は取引によって利益と損失を繰り返すので、
利益の合計から損失の合計を引いたのが利益ですよね。
この値は当然高いほど良いですが、特に必要とする証拠金に対して高いほど良いですね。
プロフィットファクタは総利益を総損失で割った数値です。
この値は利益の合計が損失の合計と同じで1となり、
利益が大きくなると1を超えて大きくなっていきます。
この値も大きい方がローリスクハイリターンとなって良いEAとなります。
2前後までいくとかなり良いEAと言えそうです。
最大ドローダウンは簡単に言えばどのくらい大きな損失を出しているかの数値です。
利益を出していても一時的に大きな損失を抱える期間はあります。
その最大の損失が最大ドローダウンとなります。
つまり、最大ドローダウン付近で開始したEAは、
最低でも最大ドローダウン以上の証拠金が必要だったことになります。
10年間の最大ドローダウンはかなり信憑性のある値だと思いますが、
証拠金維持率20%以上でないと強制決済されることや、
次の10年でもっと大きなドローダウンがないとも限らないといったことに注意しましょう。
私はまずリスクが最小となる0.01Lotのバックテストを行い、
最大ドローダウンと証拠金を見比べることでどの程度Lotを上げられるかを検証し、
そうなった場合の純利益が証拠金に対してどの程度かを見ています。
こうしてバックテストで成果を出せたものを採用していきます。
【まとめ】
EAの選び方をまとめてみました。
まずは自分に合った取引スタイルを決めて、
GemForexのランキング等を鵜吞みにせず検索し、
バックテストによって採用するかどうかを判断しましょう。
繰り返しになりますがランキングや成績は絶対に鵜呑みにしてはいけません。
必ず自身でバックテストを行いましょう。