【八坂神社・御館山稲荷神社】長崎県諫早市
八坂神社・御館山稲荷神社
●八坂神社
八坂神社は、長崎県諫早市八坂町にある神社です。
昔、諫早神社に並置され、祇園の際に御幸ありしのみなり。
一時は下町に鎮座していたが洪水によって現在の地に漂着したと伝えられる。
石文によれば延寶九年酉卯月(1681年4月)の創立。
旧諫早家の守護神として、家晴公が小祀をたてられたのが起源とする。
御祭神
建速須佐男命(たけはやすさのおのみこと)
櫛稲田姫命(くしなだひめ)
御利益
疫病除け、厄除け、災難除け、無病息災
鎮座地
長崎県諫早市八坂町5-25
●御館山稲荷神社
御館山稲荷神社(みたちやまいなりじんじゃ)は、
長崎県諫早市宇都町にある神社です。
御館山は、一千三百余年昔の大宝年間(701~703)に、
行基菩薩が九州巡行の折、五智光山として開基された。
平安末期、鎮西八郎為朝が館を築き武術を練ったことから、
御館山と呼ばれるようになったと伝えられている。
山頂には元禄五年(1692)五智光山 四面上宮、
宝暦元年(1751)豊前英彦山の豊前坊が鎮座されている。
また山中には霊塚が多数散在し、稲荷信仰の霊地として
「幸恵美山(こうえみさん)」と民衆の崇拝で賑わってきました。
寛延三年(1750)、諫早藩主八代・茂行公の代、
親藩鍋島家との間に百姓一揆(諫早一揆)が起こり、
所領召し上げによって民衆は困窮を極め、各地の神社に返地の祈願が行われた。
その折、佐賀綾部八幡の御神託により、
京都伏見稲荷を勧請し、上り地返還、諸願成就、領内安泰を
祈願するため正林の大乗院に社殿を建立し祭祀された。
明治五年(1872)年、社寺分祀の令により、この稲荷社を御館山に移し、
十五代・武春公の代に祭祀された藤の森稲荷神社と合祀した。
以来、
衣食住の祖神、生産豊饒・商売繁盛・家運長久・家内安全・除災招福・交通安全の
守護神として現在に至っている。
御祭神
宇迦之御霊神(うかのみたまのかみ)
猿田彦神(さるたひこのかみ)
大宮売神(おおみやめのかみ)
鎮座地
長崎県諫早市宇都町61-1・61-3