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【風浪宮】福岡県大川市

2020.09.09 02:10

風浪宮

風浪宮(ふうろうぐう)は、福岡県大川市に鎮座する神社です。


創建は約1800年前と伝えられ、代々阿曇氏が祭祀を司る神社です。


社伝によると、神功皇后(じんぐうこうごう/息長垂姫命)が、

三韓親征より御帰還の洋上で暴風の難に遭いながらも無事に

筑後葦原の津(現:大川榎津)に船を寄せられた時、

皇后の御船のあたりに白鷺が忽然として現われ艮(北東)の方角に飛び去りました。


皇后は、あの白鷺こそ我が勝運の道を開き風浪の難から守護し給うた

海神 少童命(わたつみのみこと)の御化身なりとして、

武内宿祢(たけうちのすくね)にその後を尾けさせられ、

鷺見(現:酒見)の大楠の上に止まったので此の地を聖地として、

武内宿祢に命じて仮宮(年塚の宮)を営ませ、この時の海上指揮を使え奉った

阿曇磯良丸(あづみいそらまる)を斎主として少童命をお祀りになったといいます。


承和年間(834年~848年)に、

住吉大神・息長垂姫命・高良玉垂命を配して風浪大権現・風浪将軍と称し、

後に「風浪宮」と称するようになりました。

地元の人からは「おふろうさん」と呼び親しまれています。


御祭神

少童命三座(表津少童命、中津少童命、底津少童命)


相殿御祭神

息長垂姫命(神功皇后)

住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命)

高良玉垂命


鎮座地

福岡県大川市大字酒見726-1